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何故、旭山動物園の動物たちは元気なのか? その1/旭山動物園の人気を秘密を探る

2012年04月02日

北海道旭川市にある“旭山”と言えば、今や日本一、いや世界一の動物園である。
(図1)


北海道の旅行ツアーでは、ほとんどのコースに組み込まれている。
この理由、“旭山動物園の動物たちは元気が良い!”。
この一言に尽きる。
動物達の生き生きとした姿には、誰もが歓声をあげさせられてしまう。
(図2・3)

ペンギン館の水中トンネルから見た姿は、まさしく空を飛んでいる。
ペンギンが鳥であったことを、あらためて思い知らさせるのだ。
飛ぶ様を見て、思わず車椅子から立ち上がった方もいると聞く。
(図4)

その驚きと感動は、言葉で言い表せない。
従来の動物園のイメージとは、まったく違うのである。
現在、旭山動物園の年間入場者は約300万人。
旭川市の人口36万人に対し、夏場の月間入場者は30万人。
しかもこの数字は、恩賜上野動物園を大きく引き離している。

さて、“日本人は、一生に2回しか動物園に行かない。”という言葉がある。
“1回目は、子どもの頃に親に連れて行ってもらう。2回目は、親になり子どもを連れて行く。”
何故、そうだったのか?動物が、動かないからつまらないのだ。
だから私も剥製に触れたり、骨格標本や歯を見る方が面白かった。

ところが旭山動物園は、パンダなど看板となる動物がいるわけでもない。
閉園の危機に陥った一地方動物園が、どのような工夫をし、これだけ人々を惹きつけるのか。
そこには、さまざまな秘密が隠されているはずだ。
旭山の動物達を元気にした秘密の先には、現在の子ども達を元気にする秘密が隠されている。
そして、その先には、家庭が・・・学校が・・・地域が・・・日本の社会が元気になるヒントが潜んでいるように思えてならない。
それが知りたくて、何度も旭川に通った。
旭山動物園 元園長小菅正夫先生に案内していただき、さまざまな話をうかがった。
そこで聞いた話を、次回より述べてみたい。

現在、元旭山動物園 名誉園長小菅正夫先生とご一緒するボルネオツアー企画中!詳しくは以下からどうぞ・・・・・。

http://tabiza.com/nature/detail/110/

http://leo.or.jp/Dr.okazaki/cgi-bin/boruneo4.pdf

>>岡崎先生のホームペ-ジ
http://leo.or.jp/Dr.okazaki/