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歯科医院経営について ~その5~ =歯科医院にもマネジメントの必要な時代がやってきた3=

2006年07月18日

□■ うまくいっている?! □■
先日、あるセミナーにおいでいただいた先生にお声をかけていただき、『マネジメントなんて考えなくてもうまくいくやつもいるよね』というご意見をいただきました。
そうです!確かに、天賦の才というか、すばらしい勘というか、院長先生のご方針や指揮指導がズバリ的をえている場合などのケースでは、当然のことながら医院経営は順調に進みます。

ただし、その理由が
1、院長先生の指揮監督がすばらしい場合
・・院長先生自ら細部にいたるまでの指導監督をずっと続けなければいけません。
どんなときも、気配り目配りが欠かせないことになります。

2、よいスタッフに恵まれた場合
・・スタッフの入れ替わりのときに転機が来るかもしれません。

3、理由がわからない場合
・・偶然の結果であるとすれば、その法則がいつか崩れるかもしれません。

□■ 結果には原因がある □■
うまくいっている場合も、うまくいかない場合もそれなりの理由があるものです。
うまくいかない場合には、誰もが何らかの工夫を試みたり、コンサルタントを呼んで改善を試みます。
これは、もちろん経営努力として正しいのですが、ここでは敢えてうまくいっている場合にも、その原因を考えていただきたいのです。
たまたまであっても、すばらしいシステムができあがっているならば、偶然ではなくてずっとそのシステムを維持できるようにするためです。
 
 
そして、一歩進めて、スタッフが自主的に行動できるように、わかりやすい“見える化”をはかり、各種マネジメントシステムをつくりあげます。
院長先生がいちいちお声掛けされてはじめて物事が動くのではなく、ある程度自発的にものごとが進められ、院長先生は、ポイントポイントのチェックをされるだけというシステム作りがクリニックにおいてはとても大切なのです。

 

□■ 山中先生のホームペ-ジ http://keiei-kyoto.com/