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歯科医院経営について ~その10~ =ブレイク 1=

2006年10月02日

今回は少々別の話題でブレイクを!
景気が上向いてきたという明るいニュースが聞こえ始めました。まだまだ中小企業や個人事業主が実感するほどまでには至っていませんが、消費が上向いているらしいというのは本当ならば良いニュースですね。

護送船団方式の崩壊が言われて久しいですが、自由競争のうたい文句の下、どの業種もたいへんな時代になってきています。でも、これは考え方をかえると、他と差別化するチャンスだとも言えます。企業だけではなく、専門職といわれる分野にもこの波は押し寄せてきており、私ども税理士も、基本的な仕事のほかにどれだけのサービスを提供できるか、どれだけメリットを感じていただけるかにかかっていると考えています。何も考えない状態から工夫する状態へ。
院長先生にお伝えしているCSR、即ち顧客満足(CS・PS)がサービス業における共通の課題となります。さて、そこで今回は“少しケチになる”です。

●〇 振込手数料 ●〇
診療報酬の改訂で、“節税”ということが気にかかりますが、節税だけではなく、無駄な支出を減らすことも大切です。例えば、銀行手数料。年間でいくらぐらい使っているかご存知ですか?元帳をみてみましょう。たいていの場合、業者への振込みやお給料の振込みだけで年間で10万円程度はかかっているのではないでしょうか?多いところでは20万くらいの支出になっていらっしゃる医院もあります。必要な経費ですが、ちょっと工夫するだけで、節約することができます。

3万円を振り込む場合、ほとんどの銀行窓口では840円、ATM現金振込だと630円、ATMでキャッシュカードを使って振込むと420円かかります。

1.同一銀行間の振込が無料
三井住友銀行だと同一銀行間でも手数料がかかりますが、東京三菱UFJ銀行や、りそな銀行等だと、同一銀行間の手数料が不要になっています。

2.いまの銀行でネットバンキングを申込む
さらに、これを出かけなくてもすむネットバンキングにすると、同じ銀行同士であれば無料、その他振込は一律315円(銀行によって若干の差あり)になります。

3.新たにネット専用銀行に口座を設ける
また、新たにネット専用の“ジャパンネット銀行”や“eバンク”で口座を設けられると、ジャパンネット銀行だと、振込料一律262円、ジャパンネット銀行同士の振込であれば52円、イーバンクだと、振込料160円、郵便局に振り込んでも100円、e-bank同士だと無料ということになります。

つまらないことですが、手数料を引き下げることができますし、ネットバンキングはインターネットに接続する環境さえ整っていれば、自宅や事務所など好きな場所で、好きな時間に処理できます。窓口だとイライラさせられる“混雑した銀行に並んで、受付は2時まで”という振込の制限がなくなりますから、人件費的にもメリットがでますね。

税理士は税金の計算をするだけが仕事ではありません。ご訪問させていただいて、普段のお付き合いの中から何かできることをいろいろ探し出してご提案できることはすばらしいことだと思っています。
 
 
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