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歯科医院経営について ~その6~ =歯科医院にもマネジメントの必要な時代がやってきた4=

2006年08月07日

企業でもクリニックでもおなじことですが、楽しく活き活きとした感じの社員やスタッフのいる所の方が、見た目にもステキですし、経営もうまくいっているのだろうなと思うことがよくあります。
これは、外から来た人間が感じる“雰囲気”のようなものなのですが、結構大切なことです。
人間誰しも働くことによって、お給料日が楽しみであることにかわりはないでしょうが、“やりがい”といった別の要素によって“頑張ろう!”という気にもなるものです。
そして、それは確実にまわりに伝わります。

□■ やらされ感の弊害 □■
この“やりがい”は、大切な仕事をまかされることや、ほめられること、より難しい仕事ができることなど、いろいろな要素によって感じることができるものです。
単純にひとつのことではなく、複合的なものですが、“やりがい”を感じながらする仕事と、いやいやする仕事では、成果物は少し違ってくるような気がします。
義務からくる“やらされ感”を取り除くことが、やりがいへの第一歩です。

□■ ビジョンの共有 □■
スタッフが自発的に働いてくれる。
そして、院長先生はポイント毎にチェックをする仕組みが理想だと書きました。
ドライブするときに、時々トルク計やスピードメーターを見る、あの要領です。
そのためには、スタッフにその都度指示するのではなく、ある程度任せることも必要になってきます。
そのために必要なのがビジョンの共有なのです。
院長先生の人生設計にそった、医院のビジョンをスタッフと共有すること。
皆が同じ目線で、医院のビジョンの実現のために、努力していくことが重要なのです。

□■ ひとつになる □■
では、スタッフにビジョンを伝えるだけでよいのでしょうか?
ビジョンの共有とは、単に知っているだけではなくて、ビジョンの実現のために何ができるかを考え、行動することが目的ですから、当然その仕組み作りが必要となってきます。
次回からは、院長先生とスタッフの気持ちをひとつにしてビジョンの達成に向かうための仕組み作りのステップをご紹介したいと思います。
 
 
□■ 山中先生のホームペ-ジ http://keiei-kyoto.com/