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歯科医院経営について ~その3~ 歯科医院にもマネジメントの必要な時代がやってきた(1)

2006年06月19日

雑誌や新聞を開いてみるだけで、
・アセットマネジメント = 資産運用
・ケアマネジメント   = 在宅介護支援
・リスクマネジメント  = 危機管理
・マネジメントシステム = 管理システム
・ナレッジマネジメント = 知識管理・知的経営
などなど、たくさんのマネジメントという言葉があふれています。

□■ マネジメント の必要性 □■
もともとマネジメントとは「経営管理」という意味で、マネジメント→経営→ビジネス→企業のものと考えられてきました。
「ひと・もの・かね」といった経営資源をいかにうまく運用するかに頭を使い、企業をより大きく成長させるための手段のようなイメージがあったといえます。

けれども、時代がグローバル化し複雑になるにつれ、環境要因や市場原理など考慮しなくてはならない要素が増え、マネジメントということば自体が発展し、さまざまな分野で使われるようになってきています。

そして、このもともとの意味である「経営管理」としてのマネジメントも、もはやビジネスの分野だけのものではありません。
非営利団体であるNPOや、“病気”という合理性とはかけ離れた存在であるはずの病院などのヘルスケア組織体も、規制緩和のなかで積極的な競争に耐えうる組織づくりを目指して、マネジメントの強化を図ろうとしています。
病院経営・歯科医院経営もマネジメントぬきでは考えられない時代がやってきているのです。

□■ 歯科医院でのマネジメントとは? □■
労務管理・人事管理・業務管理・リスクマネジメント・・・大病院のように事務方とドクターがわかれていて、分業になればいいですが、クリニックの場合こういったマネジメントも院長先生の双肩にのしかかってきます。

たまたま優秀なスタッフがいたり、良いアウトソーシング先にあたると少し肩の荷がおりた気がしますが、事情でスタッフが入れ替わるとうまくいかない“人だのみ”的な部分があり、サービスのばらつきの原因となってきていました。
スタッフのマネジメントシステムをつくりあげるだけでも業務プロセスや役割分担が明確になり、業務の引き継ぎや新しいスタッフの教育を行う場合でもわりとスムーズに運びます。
 
 
□■ 山中先生のホームペ-ジ http://keiei-kyoto.com/