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歯科医院の清掃 ここがチェックポイント【6】患者さんから見えない消毒室の整理整頓の考え方

2010年06月21日

今回は、視覚が遮られていて、患者さんから見えない場所に消毒室がある医院の場合を取り上げてみます。

けっこう乱雑に物が置かれているケースが目立ちますので、要注意です。

仕事はできるけど、整理整頓が苦手なスタッフはけっこういますので、整理整頓の方法を考えてみることにします。

まずは、必要・不必要な物が混在していないか整理します(不必要なものは処分)。

1ヵ月以上保管していた段ボールなどは、使用しなかったら捨てる、もしかしたら使うかもしれないと長期に保管していたお菓子箱も、結局は使うことなく置きっぱなしになっていたら、処分時期を決めるなど、処分のルールをつくるとよいでしょう。

また、メモで使うかな(?)と思った紙や、消毒室に関係のない文房具なども、処分するなり、所定の位置(受付)へ戻します。

現状の配置のままでけっこうですので、そのエリアに必要ない物や、使うかどうかわからないといった物から排除していきます。

次は、整頓です。

業務の流れにそって物の配置を考えます。

患者さんから見えない場所ですので、一時的にマーキングをします。

どこに何を収納していくのか、付箋でグループ分けし、いったんその場所でよいのかどうかをイメージしてみます。

この際のポイントは、仕事がいかに効率よく流れるのかを考えながら、消毒室の手前から業務に頻繁に必要な物の配置エリアを決定します。

最後に、同エリアの物の配置です。

これは、使用頻度と物の大きさ、軽さを考えます。

使用頻度の順位が同じだが、小さな物と大きな物が混在していたら収納が難しくなりますし、そのようなグループ分けになっていたら、グループ分けの判断が間違っていることになります。

よく使うものは取り出しやすく、診療エリアへ運びやすいように、出入口付近に配置します。

重いものを上へ置くなどは、下にあるものが取り出しにくく、業務に支障をきたしますので、注意しましょう。

薬品なら、薬品グループ、衛生用品ならグローブもマスクもワッテ類なども、近くに置きます。

そうすることで同じ物・同じ用途・同じ大きさや軽さなど、小さなグループ分けができ、小さなマスをパズルのように組み立てます。

整理整頓ができないスタッフは、ただ苦手なだけですから、簡単なエリアから実施してみてください。

配置換えをしてウロウロしそうなら付箋を貼ったり、収納のためのメモをたくさん貼れば仕事の方法が見えてきます。

長時間仕事する消毒室の整理整頓は、一日の業務に無駄がなくなり、スタッフ自身も、仕事がスムーズに運び、体の疲れも軽減されるはずです。

 

<消毒室の整理整頓のチェックポイント>

1:見渡してみましょう。消毒室に必要な物だけ置いていますか?

2:バラバラと同じ物が、あちこちに収納されていませんか?

3:長期間ホコリをかぶって使用していない物はありませんか?

4:その物が、その場所に収納していることは正しいですか?

5:取り出しにくいと思いながら、仕事していないですか?

6:物の数量など、必要最低限を把握していますか?

7:「もしかしたら使うかも……」と置きっぱなしにしている物はないですか?

8:ゴミを長期間、溜めていませんか?

9:小さなマスコットなど、業務に関係のない物がありませんか?

10:それぞれの保管時期、処分するタイミングなどのルールを決めていますか?