スマートフォン版サイト

MAIL MAGAZINE メールマガジン

クリーンな歯科医院にするための6つのポイント【1】クリーンな歯科医院は医療従事者の心のあり方次第!

2014年07月02日

ライフワークとして、歯科医院での正しい消毒と滅菌の教育を行っている株式会社Himmelの田上めぐみです。
このたび6回にわたり「クリーンな歯科医院にするための6つのポイント」というテーマで、その秘訣、心の持ち方についてお話いたします。
最終回までよろしくお付き合いをお願いいたします。

歯科医療サービス提供の中で、消毒・滅菌業務をはじめとして、クリーンへの意識の差は、トップレベルの医院から底辺まで、どんどんその差が広がっているのが現実です。

仕事柄、私は多くの歯科医療従事者の方の仕事を見たり聞いたりしていますが、自医院のキレイさや正しい消毒・滅菌について理解できていない、心がそこにいっていないために、間違いだらけの医療サービスが行われていることに、がく然とすることがあります。

医療現場ですから、患者さんはもちろんのこと、従事する人びとにとっても、安心・安全で、クリーンな歯科医院の仕組みづくりが必要なことは、多くの方がわかっているはずですが、それなのに「コストがかかるから使い回ししてもいいんじゃない」「時間がもったいないので、そこまでやらなくてもいいんじゃない」という声が聞こえてきます。
そんな状況を知れば知るほど、医療サービスを提供しているという意識とモラルを、もっともっと向上させなければならないと感じます。

弊社クライアントの多くは、働く場も、ルールを守るという心も、業務で使用する機器・器具の清潔さも、とてもクリーンです。
歯科医療に関係する仕事の仕組みはもちろん、正しく業務するための知識と、正しい消毒・滅菌システムを理解し実行しています。
そして、クリーンに医院を管理する清掃業務や、クリーンな気持ちで仕事に向き合う意識は業界において、自慢できる医院さんばかりです。

医療現場にふさわしいクリーンに対する意識を持って、歯科医療提供を行っている医院さんと、そうでない医院さんがあることも事実です。

たとえば、新人歯科衛生士がやっと入って、さあこれから医院も安定した予防システムを稼働させようと思っても、「グローブをつけさせてくれない」という理由で、退職してしまうという話などよくあります。
安全・安心な医院ではないという理由で、大事なスタッフ1人を逃がしてしまっているのです。
これは院長先生の意識の問題でしょう。
医院を引っ張るのも、クリーンな環境を整備するのも、まずは院長先生の意識次第なのです。

逆に、その職場で仕事をしているスタッフの皆さんはいかがでしょうか?
やるべき仕事をプロフェッショナルという意識でもって仕事をしていますか?
清掃業務も医院をクリーンにキープする仕事のひとつです。
たとえば、空気清浄機のフィルターやエアコンのフィルターを定期的に清掃するというルールがあるのに、その仕事の質や完成度が低く、ホコリも汚れも取りきれていないままフィルター掃除を終えているということはありませんか?
そのフィルターを通って出てくる空気は、院内にキレイな空気を送り込んでいると思いますか?

院内をクリーンにキープする清掃とは、1つひとつの仕事を丁寧に、そしてそのレベルを最高に保つことの積み重ねなのです。

空気清浄機だけでなく、その他にも皆さんの医院は「クリーン」なクリニックですか?
クリーンといっても

・環境(クリニック内部・外部・居心地・空気)
・意識(雇用者の働かせ方・従事者の働き方)
・物質(機器・器具)

と大きく分類すれば モノもヒトもクリーンな環境をつくることは可能です。
モノのクリーンは、清掃されているというところから、清潔に消毒されている、滅菌されているというところまで幅広く考えられます。

ヒトのクリーンは、職場においてのつながりが友好的であり、思いやりの上でプロとして仕事をする意識です。
とくに、クリニックの中では、医療従者が他への気づかい、サポートしてあげたいという気持ちを持っていること、患者さんへ心安らぐクリーンな気持ちや笑顔を提供できること、スタッフの心のあり方だと考えます。

それは“ルールを守ること”“ムダを省くこと”“業務を円滑にすすめること”“調和を保つこと”“努力すること”“洗練させること”“常に向上させようと変化を求めること”で、自分の心をたえず磨くことでもあります。

クリニックで行っている消毒や滅菌工程そのものは、最良の方法で行われているのでしょうか?
もし不満や間違いがあれば、最良の方法に近づくため自分たちは何を努力し、考え、新たな仕組みやルールをつくらなればならないのか、慣習的な仕事を洗練させなければならないのか、と考えていますか?

そういう気持ちこそ、クリーンな医院をつくる心のあり方だと私は考えます。
創意工夫しムダを省くことで、ワンコストを削減し、本来必要であるクリーンを求めるコストにするという考えに転換することができれば、今よりも進化したクリーンな状況を手に入れることが可能です。

今回は、クリーンに対する考え方、意識の持ち方をお話しましたが、次回からは具体的なお話を展開させていくことにします。

株式会社ヒンメル
代表取締役社長
歯科衛生士
田上 めぐみ
⇒ http://www.himmel.co.jp