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リーダーシップについて ~その14~

2006年12月04日

前回、「自分の持つ力を最大限にだして働こうという意欲、さらには、自らを成長させてステップアップを図ろうという意欲。そんな意欲的なスタッフがいっぱいだと心強いですね。」というお話をしましたところ、ある先生から「どうやったらそういうスタッフを採用することができるのか?」というメールを頂戴しました。そこで、今回はリーダーシップについてです。

■□ リーダーの存在 ■□
またまたクラブでの話になりますが、クラブ活動では、苦しい状況に直面したときに、逃げることなく向かっていく姿勢や、周囲の仲間を鼓舞して引っ張っていこうとする姿勢を学ぶことができます。そこには、チームメンバーの意識を変えたり、何らかの動機付けをしていくためのリーダーが存在します。キャプテンの存在ですね。技術的に優れているだけでなく、勝つというただひとつの目標のための重要な任務を担っているわけです。
キャプテン(リーダー)がその役割を果たさなければ、チームが勝手にまとまり勝ち続けることはありえません。

「シチュエーション」さえ整えば、チームのメンバーは間違いなく、共に戦う仲間と互いに刺激し合い、その力を高めあうようになります。「共に戦っている」という意識がチーム内に広がれば、あとはメンバー同士が切磋琢磨しながら優勝を夢見て成長しはじめます。リーダーは「共に戦う意識」が高まるよう「シチュエーション」を提供すればよいのです。

■□ 心に配慮すること ■□
どんなに優れた仕組みを取り入れても、人はそれだけでは動くものではありません。人間は心で動き、心で成長する生き物です。そのためにリーダーは、人間の心の部分も頭に入れてチームをマネジメントすることが求められるのです。

どうやって「共に戦う」意識を浸透させるか。それが、リーダーの共通の課題であり、腕のみせどころといえます。

歯科医院に集まったスタッフは、たまたま求人広告を見たにすぎないのかもしれませんが、なんらかの形で、この歯科医院で働きたい!と思って集まった人たちです。院長先生のビジョンがあり、それに皆が共感し、そこに公平なルールがあるならば、自ずと結果はついてきます。院長先生がみんなを見守っておられること、お互いの信頼関係から全ては始まります。
 
 
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