MAIL MAGAZINE メールマガジン

税金の話 その3 『歯科医院の会計の話』

2007年10月01日

経営計画というと何か商売人のような違和感をお持ちになられるかもしれませんが、これまで、頭の中でだいたいの計算をされていたことを、紙に書いてみようというものです。

会計は、めんどうで複雑なので、税理士さんにお願いしているから・・・とおっしゃる先生もいらっしゃると思います。でも、経営者たるものこれだけは!という数字があります。それさえつかんでおけば、決算がおわってから税金の額にびっくりすることはないのです。

■ 会計にはふたつある ■
会計と一口にいいますが、会計にも種類があります。大きく分けると税金や財務をみるための「財務会計」と経営の中身をみる「管理会計」です。

ただでさえ、ひとり何役もこなさなくてはならないお忙しい院長先生のことですから、ご自分で会計ソフトを買って、貸方や借方となどと頭を悩ませる必要はありません。それこそ経費になるのですから、信頼できる税理士に任せておけば良いのです。けれども、日々の計算とは別に、経営のための決断をくだすために必要な、「管理会計」の情報だけはつかんでおいていただきたいのです。

■ 財務会計と管理会計 ■
財務(税務)会計については、以前もいいましたように、税金の計算をすることが第一の目的になっていますので、実際に使ったお金が使ったことになっていなかったり、人のお金をあずかっていることになっていたりして、いったい今どれだけあるのかがわかりにくくなっています。手元にお金が残っていないから、安心していたら、すごいお金があることになっていたとか、買掛金の支払いの順番を間違えてお金がショートしてしまったという笑えない話もあります。そのために、キャッシュフロー計算書であるとか資金繰表であるとか別のものが必要になってくるのです。

しかも、歯科では、社会保険からの入金のずれがありますから、毎月の金額が余計にわかりにくくなっています。
 
 
□■ 山中先生のホームペ-ジ http://keiei-kyoto.com/