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変な院長が書いたモチベーションを高く保ち続けるしくみ作り 『女性スタッフプロジェクト』

2007年06月04日

当院には女性スタッフが13名おります。そのうち5名が主婦です。歯科衛生士の不足が叫ばれる中、幸い才能あふれる歯科衛生士が7名おり、それぞれが刺激しあって日々成長しております。女性スタッフの多い職場で、トップ、つまり院長の頭を悩ます問題の一つが、「結婚や出産」による休職、退職ではないでしょうか?確かに、家事と仕事の両立は、その家族の協力なしでは成り立ちません。まだまだ若手が揃う当院でも、この問題は深刻です。このとき、私ども医院はもっと彼女たちのサポートができるのではないだろうか?と考えました。「結婚=退職」を「結婚・出産・育児しても働ける環境作り」に変えよう!というのが、当院の女性スタッフプロジェクトです。

女性スタッフに聞いたところ、うれしいことに全員が「結婚しても働き続けたい!」と答えてくれました。ここで私たちに何ができるか・・・産前産後休暇や育児休暇は保障されていますが、それに加え独自のバックアップ。例えば、
☆ 正社員の保障はそのままで、勤務時間を1時間短縮する
☆ 妊娠中の健康状態を考慮した上で、自宅で書類つくりなどの仕事をし、給料に反映する
☆ 休暇中のスタッフと、他のスタッフとの関係が希薄にならないように、食事会などのイベントや院内勉強会に出席してもらう。
☆ 復帰後のキャリアの保障
☆ 乳幼児を養育中は、その後フルタイムで働く見込みがあれば8割程度の勤務で正社員扱いとするなどです。
育児法などで女性スタッフが持つ権利や事業主の義務も、知らないことが多く、全員が「こんな風にフォローしてもらえるんだ」と少しでも知っておくことでどんどん働きやすい環境が整っていくと思います。ゆくゆくは、ベビーシッターや保育士を雇用して、スタッフの子供を安心してそばに預けられる環境が整えば・・と考えております。

当院は、以前は入社順でスタッフのポジション(あいまいではありましたが)が決まり、毎年きまった金額の昇給制度でした。しかし、常にモチベーションを高くもつために、そして、頑張れば頑張るほど報われるというシステムつくりのために、平成17年11月からスタッフ評価制度を導入いたしました。評価制度というのは、スタッフの能力にあわせてクルーを作り、各クルーでの目標や求める仕事内容を基にスタッフを評価し、賃金に反映させていくことです。
目に見えない頑張りを評価するのは大変難しく、特に院長は診療や経営のことに頭がいっぱいでなかなかスタッフの頑張りを見ることができません。当院では幹部スタッフが院長と一緒に評価をします。評価するための一つのツールとして評価表というものがあり、それには各クルーに求められる項目がたくさん書いてあります。これを毎月スタッフが自己評価をし、それを見ながら院長と幹部が院長評価として記入します。毎月の通信簿みたいなものです。そしてこれを基に院長と幹部のミーティングで、「○○さんにはここをもう少し頑張ってもらおう」「これがすごくすばらしい」と話し合い、最後に幹部とスタッフ一人ひとりの面談でスタッフに伝えます。クルーアップするためには何が必要か、どうすれば克服できるか・・また、仕事に対する想いや不満、提案も聞きだす時間になります。この評価制度になることで、頑張ればどんどん自分に返ってくるシステムができつつあります。ただやみくもに時間を消化するのではなく、プロとしての意識が付きます。評価表の項目には、子供がいるスタッフには厳しい内容のものもありますが、女性プロジェクトというシステムでフォローできる環境ではあるので、あとはそれぞれの意識の問題になります。少し厳しいですが、その分賃金にも反映します。