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変な院長が書いたモチベーションを高く保ち続けるしくみ作り 『ヒヤリハット』

2007年05月21日

小さなミスが重大な事故につながりかねない医療現場では、注意事項や危険信号の共有が大切です。まさに「ヒヤッとしたとき」「ハッとしたとき」に、その原因を理解し、対策を考え、情報を共有するために「ヒアリハットシート」があります。いつでも気がついたときに記入し、院内の壁に張り出します。それを全員が確認し、意見を書き足します。出てくる内容は実にさまざまです。
* スパチュラがない
* 時計が落ちてきた
* パノラマがない
* コップ置き場がぬれている   などなど・・
時には患者様からご指摘を受けることもあります。重大なことはもちろん記入しますし、ささいなこともどんどん記入します。「TTの時間」と同じで、患者さまに言われて初めて「おかしいな」「これでは伝わらないな」と気づくことも多くあります。私たちがいつの間にか、現状に満足してしまい、疑問を持たなくなっていることが多いからです。こんなときにこそ、大きな問題になる前にスタッフ全員が意識を共有することが大事だと思いませんか?こうすることで、個人のミスや問題が医院全体の問題になり、解決するために全員が意見をだせます。また、誰かがミスをした場合、自己申告することで反省し、周りのスタッフも注意をします。大事なのは、「ミスや失敗をしないため」であって、誰がミスをしたか・という犯人探しではないのです。以前は、ヒヤリハットシートを読んだスタッフは名前にチェックをして、全員がチェックするとそのシートは壁からはずされましたが、書いた本人は「何かいい方法はありますか?」と書いているのに全員が名前のチェックだけ・・ということが多くありました。例えばドクターに対して「どうすればよろしいですか?」と質問しているにも関わらず、ドクターからの反応がないこともありました。これでは全く意味がないですよね。何のための情報の共有かわかりません。そこで、名前をチェックして必ず一言書くことをルールにしました。持ち場によってわからないこともあるので、その場合は「お願いします」と書くことが多いですが、それに対して自分が感じたことや意見、提案を記入することで、対策が生まれます。みんなで考えたことは、院長一人で考えたことよりも浸透するのが早いでしょう。