2006年08月07日
前回の聴くワークはいかがだったでしょうか?
「話し上手は聴き上手」につきます。
人って興味の無い話には耳を傾けないですし、緊張した場面で話をされても、自分に意識が向いているので、相手の話には、やはり耳を傾けていないのです。
というか、傾けられないのが事実です。
やはり信頼関係を結んでからでないと、相手の耳(心)には話の内容は届かない。
信頼関係を結ぶには、相手の話をよく聴くことが必要になってくるわけですね。
前回のワークのように「目を見て、うなずいて、微笑みながら」が必要です。
●目を見て・・・あまり凝視しすぎると、かえって威圧感を与えるので、鼻の先端や時々目線をそらしながらだと、相手に威圧感を与えることがありません。
● うなずき・・・これも、ひっきりなしにうなずくと、どうでしょうか?
かえって「あなたの話は長くて面白くないから早く止めて。早く話し終えて」という非言語でのメッセージを与えてしまいます。
話の節々でゆっくりうなずけばいいかと思います。
米搗きバッタの様では、自分も相手も疲れますよね。
● 微笑む・・・相手が真剣な話をしている時に微笑めないと思うでしょうが、これは余裕ですよね。
聴くというのは、相手のことを理解する為ですから、気持ちにゆとりがないと、話は聴けません。
微笑が役に立つんですね。
ニヤニヤ笑うのではなく、少し口角を上げるだけでいいのです。
口角を上げるだけで、脳からリラックス効果のあるアルファー波が出てきます。
こちらが余裕を持って話を聴いていると、相手も緊張が解きほぐれ、リラックスし、信頼関係が生まれてきます。
緊張は伝染しますからね。
聴くというのは、まさに「十四の心」で聴くこと。
スタッフや患者さんの話をよく聴いてあげると、信頼関係が生まれ自然と良い空気が流れるのではないでしょうか?