2008年05月07日
○医院新聞
○医院小冊子
○手渡しチラシ
○ホームページ
○ブログ
などを使い、患者さんや歯科医院のまわりの人たちに
「医院のこと」、「先生のこと」、「スタッフのこと」、「医院が患者さんに役立てること」、「患者さんの歯の予防に役立つこと」
これらの情報を積極的に伝える取り組みを行っている歯科医院様で、新規の患者さん、紹介患者さん、自費診療が増えていない歯科医院を、私は知りません。
積極的、継続的に、患者さんや歯科医院のまわりの人たちに情報発信を行っていらっしゃるサポート先の歯科医院様ではレセプト件数や新規の患者数が、地域の歯科医院平均の約3倍、紹介患者数が1年間で3倍に増えたという歯科医院様もあります。
今回はこのような歯科医院様が実践している方法を、ご紹介します。
その方法とは、『医院新聞とブログを連動させる』ということです。
ブログを、医院新聞をつくる準備のために活用するのです。
「医院新聞やブログは、患者さんにも歯科医院にも役立つと思うので、始めたいのですが、続けられるかどうかが不安です」
というご相談をいただくことがよくあります。
ブログと医院新聞を別々に考えるのではなく、ブログに書く記事を医院新聞でも使えるように、ブログづくりと医院新聞づくりとを連動させ、一つの記事を、ブログと医院新聞の両方に使うことで、先生やスタッフにかかる負担を軽減しながら、より多くの患者さんに情報発信を行うことができます。
こういった工夫により、医院新聞やブログによる患者さんへの情報発信を比較的簡単に継続できます。
サポート先の歯科医院様では、次のような順番で、医院新聞とブログを連動させる取り組みを行っています。
(1)医院新聞の構成を考える!
医院がわかること、先生の人柄がわかること、スタッフの人柄がわかること、患者さんの歯の予防やキレイに役立つこと、医院が患者さんに役立てることを織り交ぜて考えます。
(2)記事を書く担当を決める!
ホームページでは、先生やスタッフの写真、先生やスタッフが仕事をしている写真を掲載することで、人気(ひとけ)を出せますが、写真だけではなく、文章でも、先生やスタッフの人気(ひとけ)を患者さんに伝えることは可能です。
先生やスタッフについて、趣味や遊び、一生懸命に取り組んでいること、家族と過ごしたことなどを書くと、先生やスタッフの人柄を伝えることができ、患者さんとのコミュニケーションに役立ちます。
また、ブログは先生が一人で書くのではなく、それぞれの記事の担当者を決めて、医院全体で担当分けをして書くようにします。
(3)医院新聞1ヶ月分の記事がたまったら医院新聞を発行する!ブログを書き続けていくと、記事がどんどんたまっていき、それが医院新聞づくりの財産になります。
はじめに構成を考えた医院新聞の記事がそろった時点で、医院新聞を作成して発行します。
医院新聞づくりを見据えてブログを書く、といった流れを実践しはじめたことで、2ヶ月に1度の発行で精一杯だった医院でも、医院新聞の毎月発行が可能になりました。
このように、医院新聞づくりを見据えてブログを書いていくと、仕事の量を減らしながら両方のツールを使った患者さんたちへの情報発信が行えるようになります。
“経営者”は“表現者”という言葉があります。
患者さんや歯科医院のまわりの人たちに、医院のこと、先生のこと、スタッフのこと、医院が患者さんに役立てること、などの情報を表現していくことも、歯科医院を経営していくうえでとても大切な習慣です。
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☆今回のポイント!
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医院新聞とブログを個々に考えるのではなく、連動させることで相乗効果を生み出す
>>澤泉先生のホームペ-ジ http://www.shika-kaikei.net/