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澤泉式“勝ち組歯医者”の経営術【7】社会貢献・地域貢献活動で、共感者の来院を増やしていく

2008年04月21日

企業のCSR(社会的責任)活動は、既に常識となっておりますが、皆さんの歯科医院では、どのようなCRS(社会的責任)活動を行っていらっしゃいますか?

今回は、現在特に関心が高まっている「環境問題」への社会貢献活動・地域貢献活動を行ってきた結果、歯科医院のまわりの人たちとの間に“共感ゾーン”が生まれたことで、共感者の皆さんが来院されるようになっている歯科医院の取り組みをご紹介します。

ご紹介する先生は、大学時代からずっとサーフィンをしていらっしゃいます。

また、開業後は、ダイビングにも興味を持たれ、それらの趣味がキッカケとなり、海をきれいにする活動を始められました。

環境問題への取り組みにも関心を持たれるようになり、それらの団体への寄付なども始められたそうです。

医院でも、患者さんに募金のお願いをしたり、歯ブラシ等のデンタルグッズの販売から得られる利益の一部も寄付していらっしゃいます。

この先生の医院のまわりには、上場企業をはじめ大企業が多く、それらの企業の従業員の皆さんが患者さんの大半を占めています。

そういった企業は全社的に、または一事業部単位で、日頃から環境問題への取り組みはもちろん、様々な社会貢献活動を行っていることもあり、医院の姿勢が伝わり、共感していただける患者さんが来院していらっしゃいます。

この先生は、環境問題に取り組む団体への寄付を通じての社会貢献だけでなく、自分ができる範囲での活動として、日頃の仕事上でも環境問題について意識するようになり、その一つとして、これまでのレントゲン設備から、廃液が出ないデジタルレントゲンに切り替えました。

この医院は、女性の患者さんの来院がとても多いので、デジタルレントゲンの被爆量の軽減効果も、アピールポイントにはなりますが、この先生の環境問題への取り組みの姿勢と廃液を出さないように仕事上でも環境に配慮している姿勢に統一感があることが患者さんたちに伝わっているようで、支持を集めていらっしゃいます。

その先生がおっしゃっていたことで、素晴らしいなと思ったことがあります。

『うちの医院は女性の患者さんが多いので、インフォームドコンセントのことを考えるとビジュアルソフトも重要なんだけど、ビジュアルソフトは、患者さんの目にはプレゼンできても、患者さんの心にはなかなか自分たちのことをプレゼンできません。

でも、デジタルレントゲンは、環境のことや患者さんの身体に配慮している自分たちの姿勢を通じて、患者さんの心に、環境問題についてもプレゼンできると思って導入しました。』

この先生がおっしゃるように、デジタルレントゲンはもちろんだと思いますが、この先生の社会貢献活動や地域貢献活動が、“患者さんの心へのプレゼン”となっていて、先生の想いに共感いただける患者さんの来院に、繋がっているのではないかと思います。

歯科医療での社会貢献、地域貢献に、「+αの社会貢献活動、地域貢献活動」を、さらに行ってみませんか?

そういった活動を通して、先生やスタッフの皆さんの想いが、患者さんや地域の人たちにさらに伝わるようになると思います。

そして、先生やスタッフの皆さんに共感していただける患者さんの来院に繋がると思います。

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☆今回のポイント!
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歯科医院のまわりの社会環境変化に敏感になる!

 

>>澤泉先生のホームペ-ジ http://www.shika-kaikei.net/