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HaLoだより ~その22~ —『クレーム対応―聴く2』—

2006年09月19日

前回の対応です。これなら、悪い感じは受けませんよね。では、ポイントを説明します。
「白坂様ですね(注:お客様(患者様)の名前を呼ぶ。氏名がはっきりしない時はお客様(患者様)とお呼びする)。早速お問い合わせいただきありがとうございます(注:マジックフレーズ。言われて嫌になる人はいないし、気もちの良い言葉です。
電話を切るときにも付け加えましょう)」「口座の件なのですが、法人口座の方がご都合よろしいですか?恐れ入りますが、(注:クッション言葉→何か否定的なことを投げかける時に入れると柔らかい)。カード会社からは、個人のお客様は個人名義の口座という指導が来ておりますが、白坂様で何かございますでしょうか?」(注:クッション言葉を入れながら、当方の事情も主張しつつ、先方の事情があるのか尋ねてあげる気配り。一方的な主張に終止しない)私:「実は他のカード会社では、個人契約でも法人口座からの引き落としが出来ているんです」「そうなのですね。では一度カード会社に確認を取らせていただきます。」
(注:規定で決まってはいるが、イレギュラーな事情なので、確認を怠らない、手間を惜しまず、想像で受け答えをしない。)
結局、法人名義ではやはり口座は作れなかったのですが、この対応なら怒りは出なかったでしょう。実は、途中で、別の方が対応を代わられ、このような対応をしてくださったのです。言葉につまりながらではありましたが、一生懸命、こちらの事情を聴いてくださり、手間を惜しまず、事実を確認してくださったのです。即答でなくとも、事実を確認し伝えてくれたのと、邪険にせず、きっちり扱って貰えてるという事が電話口から伝わってきたので、私はここで納得できたのでした。電話でも感情が伝わります。お顔が見えなくとも、一期一会の精神で対応が必要ですね。