2005年09月20日
前回ご紹介した「ラストショー」では、その父親永年味わった、孤独感や疎外感のはけ口を、息子にぶつけます。
自分の弱さを直視出来ず息子のせいにし、心のバランスをとっているのでしょう。
そして、ラストシーンでは、そんな父親に最後まで愛情を示し続けた息子にようやく心を動かされます・・・
松下幸之助さんが、「どんな人が幸せなのでしょう?」と尋ねられた時に、
「人の人生なんて、大差はない。幸せと思える人が幸せなんや。」とおっしゃったそうです。
この父親も、優しい、愛情深い息子を持って幸せと思えれば、違った人生が送れたのでしょうね。
人間は欠けた所に意識がいってしまうもの。
足りている所には、当たり前と捉えてしまい、目が向かないし、見えなくなっている(図参照)。
図
皆さんは、欠けた所に焦点がいってませんか?
欠点以外に、その人の、もしくは自分の素敵な所が沢山ある事を見逃してはいませんか?
今一度確認してみては如何でしょうか。
足りている所に目を向け、当たり前ですが、感謝し、ありがとう、と思える事で、人の輪は波及していくと思います。
私も含め、良いハロー効果を与えていきたいものです。