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集患・増患・寶谷ゼミ【10】イラストを活用して増患する

2009年06月15日

歯科医院にもさまざまな経営ステージがあり、それぞれのステージによって取り組むべき最優先課題が異なります。

医院経営の段階にも、「創業期」「成長期」「成熟期」「衰退期」の4つの段階があり、段階によって取り組むべき優先順位が異なってきます。

クリニックの創業期においては、増患が最優先事項になってきます。

そのために、他の歯科医院と比べて独自固有の特長をアピールするなど、来院者に選択される理由を作っていく必要があります。

この時期には、長時間診療や休日診療など、診療の利便性を訴求することで、入りやすさを演出して、さまざまな患者さんを取り込んでいくことが、最優先課題となります。

増患が最優先事項のこの時期において、院長の人間性をわかりやすく演出し、来院者を増やす方法として、院長やスタッフのイラストを作成し、看板やパンフレット、紹介カード、ホームページなどに活用する方法があります。

ホームページやパンフレットに、堅いイメージの写真を掲載するよりも、院長やスタッフをイラスト化し、いろいろな広告媒体に登場させることは、来院前から親しみを感じてもらうことができ、医院を強く印象づけることができるからです。

来院者は、歯科医院を決定する際に、少しでも安心できる歯科医院、つまり情報量の豊富な歯科医院を選択したいと思っています。

つまり、先生の治療技術以上に、「怖そうな先生なのかな、それとも優しい先生なのかなあ?」「男性なのかなあ、女性なのかなあ?」「年齢はいくつくらいなのかなあ?」といった属人的な要素で、歯科医院を選択する傾向にあります。

そのために、ホームページやパンフレットで院長の顔をイラストで掲載したり、院長の人間性や経歴をアピールしたり、院長の歯科医師になった経緯をストーリー仕立てで小冊子にまとめたり、さまざまな方法で情報提供をする必要があるのです。

イラストを効果的に活用するクリニックでは、潜在的な来院者の視覚へアピールすることによって、安心感の醸成につながりますので、情報の希薄な歯科医院と比べるときわめて有利な展開が期待できるのです。

ただし、この院長やスタッフのイラスト化は、すべての歯科医院で活用できる方法ではないことに注意してください。

高付加価値化を推進している歯科医院が、イラスト化されたツールを多用してしまうと高級感を喪失してしまい、コンセプトが伝わりにくくなったり、イメージダウンになりかねないからです。

自院の経営のステージや方向性によって、イラスト化を考え、導入するかどうかを決定し、効果的に活用していただきたいものです。

 

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