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集患・増患・寶谷ゼミ【6】紹介カード、医院パンフレットを活用する

2009年04月20日

これまで、「紹介者へのお礼状で紹介者を増やす方法」「携帯電話サイト(携帯電話のホームページ)を活用する方法」「特別の日を演出する方法」など、増患対策のアイデアを紹介してきました。

治療のみに専念するだけでなく、これら増患のための仕組みをつくり、それを確実に実践していくことが、院長=経営者としての重要な役割でもあります。

こうした対策が効を奏して、来院者が増加してきたら、口コミを促進するツールを活用して、さらなる増患を目指す必要があります。

紹介カードや各種パンフレットは、来院者のロイヤリティのさらなる向上につながり、口コミにつなげるための有効なツールのひとつです。

医院案内パンフレット、院長のビジョンを記載した小冊子、紹介カード、治療ごとのパンフレットなど、さまざまなツールを至る所に設置しているクリニックを散見します。

しかし、これらのツールを受付カウンターや待合室に配置して、必要に応じて持ち帰ってもらうだけで、どれだけの効果が期待できるでしょうか。

これでは、せっかく作成したパンフレットや紹介カードを、有効活用しているとはいえません。

たとえば、紹介カードをお渡しする際に「もしも、私たちの治療・サービスを必要とされるご友人・お仲間がいらしたら、ご紹介をいただけますと助かります。ご紹介は私たちの財産なのです」というように、なぜこのような紹介カードを配置しているのかを来院者に理解していただくためのひと言を添えることで、情報としてだけでなく、メッセージとして受け取ってもらうことができて、紹介カードの結果が大きく変わっていきます。

また、このようなパンフレットやカード枚数をカウントして、どのようなテーマのパンフレットが効果的かといった統計化を行うことで、来院者のニーズやウォンツを知ることができます。

歯科医院においては「治療やサービスの内容」もさることながら、もっとも重要なことは「来院者の真の欲求を充足すること」なのです。

カードやパンフレットをただ置いておくだけでなく、その使われ方を分析することで、新たなニーズの発見ができます。

また、どんなパンフレットが読まれやすいか、どこに置いたら手に取ってもらいやすいか、どんな渡し方が効果的なのかも分析する必要があるでしょう。

小売業などでは、チラシや商品陳列の見え方ひとつを変えることで、売上が大きく増減します。

歯科医院においても、ツールの与えるイメージ、見やすさ、設置する場所、配布時に添える言葉の一つひとつの精度によって結果は大きく異なります。

このような小さな取り組み一つひとつに、院長以下スタッフの魂を注ぎ込むことによって、ファン創造につながっていくのです。

 

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