2009年03月02日
「携帯電話サイト(携帯電話のホームページ)の有効活用で増患する」
100年に一度の未曾有の大不況といわれる環境下においても、その影響を受けず業績を伸ばしているクリニックがある一方、不況の影響を大きく受け業績が悪化しているクリニックが存在します。
この二極化傾向は、今後さらに強まる一方でしょう。
今後の歯科医院経営のあり方を考えるとき、従来のような「歯科医院を開設すれば患者さんは集まるだろう……」というような考え方では、歯科医院経営は成り立たなくなってきており、景気等の外部環境のような、単独のクリニックでは変えられないものに影響されるのではなく、変えることができることに焦点を当てて経営改革を推進することが、好業績に直結することはいうまでもありません。
今回は、とくに増患に効果的なプロモーションツールであるホームページ、中でも携帯電話サイトの活用方法について報告していきます。
歯科医院における新患の来院理由の中で、もっとも多いのでは紹介等の口コミによる来院であることは以前と変わりないのですが、最近の傾向としては「ホームページを見て」という患者さんが急増しています。
中でも、携帯電話サイトの利用者が顕著になってきています。
インターネットへの接続費用や通信速度が改善されたことで、携帯電話サイトの利用者が、パソコンサイト利用者を上回るなど、ユーザー数が増大しているのがその要因です。
携帯電話サイトであれば、パソコンを立ち上げる必要がなく、電車での移動やレストランでの食事中など、TPOを選ばずにニーズに合う歯科医院を選ぶことができるのです。
それだけに、今後、ますますその利用者数は増大していくことでしょう。
携帯電話サイトに関して重要なことは「何のためにサイトを立ち上げるか」というサイトの作成目的を明確化することです。
そして、「ターゲットはどのような層」「その層を満足させるために、どのようなコンテンツが必要か」「アクセスアップのために、何に取り組むべきか」などについて検討していきます。
ただし、効果を発揮させためには、次の取り組みが欠かせません。
1.いかにアクセス数を増加させるか
2.内容を充実させて、ユーザーの見たいサイトにするか
3.いかにユーザービリティの観点からのデザインにするか
4.いかに「潜在患者の見込患者化」、さらに「見込み患者」を「新規患者」へ育成していく手法を取り入れるか
携帯電話サイトは、今後の歯科医院経営には、欠かすことのできないツールとなっていくことでしょう。
ツールですから、それを保有することに意味があるのではなく、日々、ユーザーの視点からブラッシュアップすることで、より有効なツールしていくことが大事です。
ぜひ、携帯電話サイトを有効活用にしていただければ幸いです。
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