2009年02月02日
歯科医院では、来院された患者さんが、心地よく、ゆったりと待合室で診療を待つときから、治療が始まっていると考えることです。清潔な医院で治療を受け、お口の中もきれいになれば、患者満足度は倍増します。
待合室の清掃ポイントは、“患者さん目線で周囲を見わたすこと”です。
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☆田上先生のワンポイントアドバイス!
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診療前に、滅多に腰掛ける機会がない待合室の椅子にゆっくり座って、ぐるりと周りを見わたしてください。普段、あなたが気づかない壁や窓や床の汚れなどに、きっと気づくことでしょう。
これは、患者さんには見えている清掃不良箇所なのです。
ポスターを掲示するにもポイントがあります。大きさをそろえ、ポスターの上部・直線・角度・水平位置のラインをそろえるだけで、視覚的にもスッキリした掲示になります。そのスッキリ感を患者さんに印象づけると、清潔なイメージが湧いてきます。
今どきの患者さんは、埃まみれの本棚に新旧取り混ぜた雑誌が雑然とおかれていたり、足の踏み場もないほどスリッパが散らばっていたり、待合室が雑然としている歯科医院で治療を受けたくないと思っています。
とくに、院長先生が男性の場合、清掃に無関心であったり、目が届かなかったりしがちです。
そのためにも、次のような院内の清掃チェックリストを、スタッフと一緒になって作成するといいでしょう。
┌≪待合室清掃チェックリスト≫ ──────────────────┐
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│①待合室やトイレはいつも清潔ですか? │
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│②椅子の上や壁・窓・床は汚れていませんか? │
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│③カーテンは定期的にかけ替えたり、クリーニングに出していますか?│
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│④本棚の本が乱れて置かれていませんか? │
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│⑤院内ポスターは曲がって貼られたり、古すぎたりしていませんか? │
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│⑥洗面所にペーパーが散らばったままではありませんか? │
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│⑦トイレ・洗面所・鏡はピカピカに磨かれていますか? │
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次回は『玄関・入り口周りの清掃・整頓』を見直していきます。
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