2008年07月22日
*~*~*~*~*~*~*~*~*~*~*~*~*~*~*~*~*~*~*~*~*~*~* ハッちゃん 「山岸さん、院長はすぐにまいりますから、こちらでお待ちしてくださいね」 患者さん (「して」を入れなければ正しい敬語なんだけどな。それに、「ね」も気になるなぁ) *~*~*~*~*~*~*~*~*~*~*~*~*~*~*~*~*~*~*~*~*~*~* ────────────────────────────────── ☆山岸弘子のワンポイントアドバイス! ────────────────────────────────── 「院長はすぐにまいります」までは、申し分のない応対でした。 ただ、「お待ちしてくださいね」という表現で、申し分のない応対も台無しになってしまいました。 以前にもこちらのメールマガジンでお伝えしたように、「お~してください」という表現を患者さんに使うのは、考えものです。 「お~して」を使うと、患者さんを低め、その行為の及ぶ先を高めることになってしまうからです。 上記の使い方だと、「待つ」という行為の及ぶ先=自分の医院の院長先生を高めることになってしまいます。 患者さんよりも、自分の医院の院長を高めるべきという考えのスタッフの方もいますが、現在は少数派になってきています。 また、語尾の「ね」は、すべて好ましくないわけではありませんが、念押しの「ね」は、好まれません。 この場面では、「こちらでお待ちくださいませ」と伝えれば、患者さんに対する敬意がストレートに伝わります。 そうすることで、【患者を高める意識の高い歯科医院】という印象を与えることができます。 ────────────────────────────────── ○言い換え例 ────────────────────────────────── 「こちらでお待ちくださいませ。」 「こちらでお待ちいただけますか?」