2005年09月05日
はじめまして!『HaLo』の白坂和美と申します。
『HaLo』とはなんぞや?と思われたでしょうか??『ハロー』と読みます。
宇宙にキラキラ輝く星、ありますよね。渦巻き銀河の円盤を広く取り囲む、星が分布されている様子をイメージして見て下さい。よくプラネタリウムや図鑑で観たアレです。
あの星の光輪が発せられている様子なんですが、光の輪のように、人の心も、キラキラ輝き、人の輪が光の様に広がっていければいいなぁっと思い名づけた社名です。
社員教育をしている会社なのですが、最近、メンタルヘルスに関するご相談を受ける事が多くなりました。
昨今ストレスだらけで、患者さんのことまで考えていられない。自分の事で精一杯。なんて、ストレスフルな一日が、時にはあるかもしれません。
そんな時には、自分をう~んと可愛がってあげることや、自分や他人をちゃんと認めて、関りをもつ。そんな心の輪を、波及させていきたいと思います。
私のコラムでは、人の心・心理に触れたお話しを、お伝えしていこうと思います。
皆さんがこのメルマガをご覧になり、元気で自分らしく活き活きと日々を過ごして頂ければ幸いです。
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先日、「ラストショー」というお芝居を見てきました。
風間杜夫、永作博美が出演しているホラー喜劇なのですが、人間は環境によって心が汚染されていく事が面白おかしく、そして恐ろしく描かれていました。
キャストは、子役時代に売れて、今は落ち目になってきている女優=新妻。
と、自分の番組を持ちたい若手テレビマンの夫。
若夫婦が、夢を追って幸せに暮らしているところへ、夫の幼い頃に両親が離婚し、生き別れになった父親。
その父親が「結婚のお祝いだ」と突然現れ、最初は、久しぶりの再会と息子の結婚を喜び、お祝いの言葉を交わしていましたが、段々と凶暴性を現してきて、そこから狂気じみたストーリーが始まるお芝居です。
生き別れの父親は、昔を振り返り、息子に対し「お前が生まれたばかりに、妻の愛情が子供に向かい、俺は疎外された。離婚したのは、お前のせいだ」と突然怒鳴り散らし、その復讐劇が始まります。
息子の新妻に、「俺を好きになれ」と父親が言い放つ。そのことにより、「息子が不幸になるからだ。好きにならないと監禁している息子に危害を及ぼす」と言う(既にストーリーは展開しています)。
ラストシーンは、ひどい父親に、最後まで愛情を見せた息子に心を動かされ、自害するのですが、「俺はお前を恨むことで生きてきた。お前と戦ってきた。
しかし、本当は、自分と戦ってきたんだな」というセリフで、息を引き取るシーンがありました。
自分の弱さを直視することが出来なくて、幼い弱い息子のせいにして、生きる為に息子を恨み、心バランスを取ってきたのでしょうね。
最後は人の愛情に触れ、気づきを得る事が出来ました。少し遅かったようですが・・。
(・・・・・次号へつづく)