MAIL MAGAZINE メールマガジン

HaLoだより ~その24~ —『スタッフ教育』—

2006年10月16日

私は、研修講師と女性活用のコンサルティングも行っています。最近、コンサルティング先に新人さんが2名入りました。
仕事内容は、お取引のある医療機関・施設を回り介護用品の販売促進をする顧客巡回スタッフです。接客サービスの部類になります。
商品の案内だけでなく、お客様が何にお困りか、何を必要としているのか、商品に不備はないのか、使い方で不明な点はないのか等を伺い、お客様のお役に立つ事が仕事です。
もう一つ大切な事は、担当者の方や、施設の方と無駄話をしてくる事です。仲良く無駄話が出来れば教育のゴールです。自社の新商品の案内や、PRばかりしていては、お客様との距離感がまったく縮まりません。そればかりか疎ましがられます。会話のネタも無くなってきます。
これは、歯科医院においても同じ事が言えると思います。もちろん歯を綺麗にしたり、虫歯を治したり、矯正したりという本来の目的はありますが、それだけの会話では限りがありますし、その患者さんの背景が見えません。背景が見えないという事は今後の治療を提案できません。
もし、あるお嬢さんが虫歯の治療にきて、痛いところだけを治してもらって笑顔で帰っていかれました。これも満足ですが、浅い満足です。
このお嬢さんと無駄話が出来たとします。「治療の予約は取り難くないですか?最近の若い人は、習い事やなにやらで忙しいからね。どうですか?」
「そうですね。最近、就活(ちなみに就職活動のことです。)で忙しいんです。なかなか決まらないんですよね。」こんな無駄話から、ホワイトニング等のニーズが飛び出してきました。「就職活動には、第一印象が肝心、歯を綺麗にホワイトニングするだけで印象がさらに良くなりますよ。」第一印象の重要性は以前にお伝えしました。見た目で決まる印象が55%でした。こんなアドバイスして就職が決まれば医院にとってもうれしい事ですよね。