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新しい発想の仕組み

2007年09月03日

最近、アイディアに乏しい自分に気がつきました。このメルマガの内容も何を書けばいいのか、なかなかアイディアが思い浮かびません。それは、固定観念や常識に縛られているからだろうと思います。

ジェームス・W・ヤング(米国の元有名コピーライター)は「アイディアとは既存の要素の新しい組み合わせ以外の何者でもない」と名言を放っています。
あたらしい発想とは、何の努力もせずにフッと天から舞い降りてくるのではなく、「体験・知識・事実」のように、既存の要素の自由な組み合わせで生まれてくるものなのです。

発想の出発点は「自己探求」にあります。そのためには、「傾聴・共感・自己認識」が要求されるのですが、これらは左脳の働きによるものです。

そこから得られた発見・気づきに対して常識や偏見・枠組にとらわれることなく、無意識の心(偏見をいれない)で向かい合い、探求したものを「組み合わせたらどうなるか?」と考えます。この組み合わせのプロセスにおいては右脳(感性)が大きな役割を担います。そして、最後に生まれたアイディアの中からひとつを選択し、勇気を持って表現(具現化)する。新しい発想は、思いついただけでは意味がないのですね。形にする、又は表現する事が大切なのですね。

これが創造的発想のプロセスといわれていますが、なるほどなるほどです。知識・体験・情報(左脳)だけでも、ダメ。感性(右脳)だけでもダメ。両方が上手く柔軟に使われないと、行き詰まってしまいます。まずは、色んな情報をインプットして、それを具現化するために、感性を磨く。野に咲く花を見て感動したり、泣いたり、ご飯が美味しいことを喜んだり、笑ったり。心が動く事を積極的にすることかなと思います。すると、人間関係でも、柔軟に対応できるのかなと、ふと発想いたしました。次週は右脳と左脳について・・・。