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紹介患者を増やす医院づくり【5】 “当院のスタッフはプロ”をアピールして、紹介患者さんを増やす

2010年03月01日

こんにちは、ファイナンシャルプラスの澤泉千加良です。

第5回目の紹介患者拡大実践ノウハウは、患者さんに対しての取り組みです。

「患者さんが歯科医院を紹介してくれた理由」を、患者さんに聞いて集めてみると、“人(先生やスタッフ)”“技術”“歯科医院”の「3つのこと」に、ほとんど集約されます。

この「3つのこと」の何かに信頼感を抱いた患者さん、良かったと思った患者さんが、大切な人たちに皆さんの歯科医院を紹介していただけるということです。

今回は、この「3つのこと」のうちの一つ。

患者さんに「スタッフ」を信頼していただくことで、大切な人を紹介していただいている取り組みをご紹介します。

つまり、歯科医院の場合、先生だけでなく、スタッフの成長(変化)について、患者さんにアピールし、信頼を得ることが大切なのです。

たとえば、スタッフの成長(変化)をアピールするためには、

◇専門分野(インプラント・予防)の研修会への参加

◇専門分野(インプラント・予防)の書籍の購入・読書

◇受付・アシスタントは、コミュニケーションやカウンセリング技術の取得のための研修会への参加

など、スタッフがプロとして、技術・知識をレベルアップさせ続けていることを、いろいろな機会を通じて表現し、情報発信していくことが、患者さんからスタッフが信頼される大きな要素となります。

とくに、予防歯科に力を入れている歯科医院や、高額な治療費を必要とするインプラントに専門特化している歯科医院、あるいは矯正専門歯科では、メインテナンスで継続的に患者さんにかかわる「歯科衛生士」の成長(変化)をアピールする必要があります。

こうした歯科医院では、自分を担当してくれている歯科衛生士は、患者さんから

・歯科衛生士の中でも特別な人
・歯科衛生士のプロ
など、「特別な人」「レベルが高い人」と感じていただくことが大事です。

そのためには先生が、自院の歯科衛生士に「歯科衛生士専門誌」などのインタビューや執筆チャンスをつくってやること、記事になったらブログや医院新聞でどんどん発信することを、積極的に行うことです。

そのほか、「母親教室や幼稚園などで講師をした」「歯科衛生士の研修会で講師をした」なども、アピールしていくと、患者さんは、自分を担当してくれている歯科衛生士は「歯科衛生士の中でも特別な人」「歯科衛生士のプロ」なんだと、感じてくれますから、より信頼感が増します。

スタッフが患者さんから信頼されると、「患者さんが歯科医院を紹介してくれた理由」の一つが、間違いなくクリアされたことになります。

とくに予防の取り組みに力を入れておられる歯科医院では「この医院のスタッフはプロばかりだ」と感じていただいたことがキッカケに、大切な人を紹介していただける患者さんを増やしています。

 

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