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医療人として成長する6つの習慣【3】表情 キーワード3:笑顔の偉大なる力を理解する

2014年05月01日

笑顔の効果を知っていますか?

笑顔には偉大な力があることを知っていますか?

歯科医院のトップである院長は、いつも笑顔でありたいものです。

院長の笑顔は、スタッフや患者さんをはじめ周りの人を楽しい気分にさせます。

相手に「受け入れられている」という安心感を与え、相手をリラックスさせることができます。
たとえ地位や年齢、立場が違っても、親しみやすさを感じさせます。

院長が笑顔だと、それだけで職場の雰囲気が明るく、前向きなものになります。

患者さんは、そんな雰囲気の医院に集まります。

タレント好感度ランキングの上位に入る人たちは、みなさんステキな笑顔をしています。
ステキな笑顔は、人もお金もついてくるための必須条件といえるでしょう。

私も「井上先生の笑顔はすばらしいですね」とよくいわれます。

実は、私の笑顔にはお金がかかっています。
いまの笑顔をつくりあげるために、笑顔トレーニングを重ねてきました。

笑顔ひとつとってもタダではありません。
ステキな笑顔をしている人は、人の知らないところで努力をしているものです。

自然と身についたものに価値はありません。
努力した結果得られたものにだけ、価値が生まれてくるのです。
笑顔もそのひとつです。

先日、こんな話を聞きました。

20代の若手社員。
研修を終え、ある部署に配属されたが、半年経ったいまも部署のリーダーになじめないといいます。

その理由を知って驚きました。

「リーダーの笑顔が怖い。リーダーの笑い方が気持ち悪い」というのです。

自分の笑顔や笑い方が、人からどう見られているのか?

毎朝、鏡を前に髪型をチェックしたり、ヒゲをそったり、化粧をしたりするように、笑顔のチェックを怠らないようにしようと、改めて気づかせてくれる話でした。

院長は、いつも笑顔でいることの大切さを知っています。

どれだけ大きな問題に直面していても、深刻な悩みを抱えていても、患者さんやスタッフなど、周りの人に暗い表情を見せることはありません。

いつだって笑顔で明るく振る舞います。

どんなときでも明るく振る舞えるのは、その人の芯の強さの表れといえるでしょう。

いつもプラス思考、前向き思考で、周囲の状況に振り回されるようなことはありません。

いってみれば、笑顔と明るさは”強い院長”の証です。

大方の院長は、そのときどきの感情がすぐに顔に表れます。
自分では気づいていないのかもしれませんが、スタッフは見ています。

院長がしかめっ面をしていたり、暗い表情をしていたりしたら、職場から楽しい雰囲気はなくなります。

暗い雰囲気は、前向き思考、プラス思考とは相容れないものです。

マイナスの波動は人に伝染します。
院長がいつも暗い表情をしていると、明るいスタッフもだんだんと暗い表情になり、活気のない職場になってしまうことでしょう。
患者さんはその事実に、すぐ気がつきます。

尊敬される院長は、いつも明るいエネルギーに満ち溢れています。
ですから、周りに人が集まるのです。

医療法人社団いのうえ歯科医院理事長
歯学博士・経営学博士
井上 裕之
⇒ http://www.inoue-dental.jp/