2014年10月16日
こんにちは。第2回目は、仕事をしていく上でのこだわりをテーマにお話しさせていただこうと思います。
仕事をしていると、やりたいことがなかなか見つからない、人生をどのように進めばいいかわからない、と相談をいただくことがあります。
そんな時、意外と「自分の外」に答えを求めてしまいがちです。
たとえば、人との出会いやインターネット、本などさまざまな情報収集に走ります。
私もある時期、本を必要以上たくさん買い込み、夢中で読んだ時期がありました。
しかし、数多くの本を読んだり、手当り次第にセミナーに参加したり、情報収集をしても、かえって現状が混乱して、自分がなにをやりたいのか、わからなくなってしまった方にもお会いします。
やりたいこと。
これが見つかれば苦労しないのですが、探し求めているときに、「ワクワクする」「面白い」といった心の声を聞かないまま、自分の外に答えを探しても、何も見つからないと思います。
人生の正解は、一つとは限らない、だから、自分の心で感じることでしか、答えは見つからないのかと思っています。
<WANTの感性を磨くためには…>
そこで私は、自分の内側に意識を向けて、自分が感じるパワーの感性を磨くためには、次の4つのアプローチがあるかと思っています。
“1つめ”心のブレーキを外しましょう。
自分に自信がない、人に反対されてしまう、やらなければならないことで時間がない、他人の評価が気になってしかたがないなどといった「ブレーキ」は、WANT感性を鈍らせてしまいます。
このようなブレーキは外すことが重要なのです。
“2つめ”自分の要求を知りましょう。
好きなことや、わくわくすること、面白かったり、楽しかったりすることの背景には、欲求が隠れています。
欲求があるから感情が動くのです。
だからこそ、自分の欲求を知ることはとっても重要なことです。
“3つめ”行動することです。
行動するとそれが本当にそうなのか、強く感じることができます。
もしも、美味しいものが食べたいと思ってパソコンで美味しいものを検索しているとき、案外面倒になってしまい、調べることがおっくうになってしまう、なんて感じるかもしれません。
また、なんだかワクワクしてきて「もっと検索していろいろ調べてみたいぞ」という感情が自分の中で反応するかもしれません。
“4つめ”直観力を磨くことです。
普段、私たちは、「感じる」ことより「考える」ことが優位に働いてしまっています。
仕事をしていても、考えることが優位されるでしょう。
合理的に考えて行動することを優先していると、感じる力が弱くなり、感情で行動することが難しくなります。
直観力を磨くことは、毎日の生活の中で「感じる」時間をつくり、それを繰り返すことが重要と考えています。
この4つのことを意識して毎日を過ごしていると、感性が磨かれて、ワクワクすることをキャッチする力が磨かれていくと思っています。
<必然と偶然の連鎖ってある?>
やりたいことってホントに見つかるのかな、と思っている方! やりたいことは、わりとポンと直球で見つかる場合もありますし、ゆっくり弧を描いて曲線的に見つかる場合もあるかと思います。
曲線は曲がりながらも、進むにつれてどんどんクリアになってくるのです。
でもいきなり目の前にパッと自分らしい生き方が見つかるわけではないでしょう。
でも、自分の感覚を信じ、行動しているとそれが、だんだんクリアになっていき、人との出会いから新しいメッセージやヒントを見つけ得られるという「必然と偶然の関係」が繰り返されるのです。
今までの人生で、やりたいことを見るける人には、ターニングポイントがあると思いました。
それは「人との出会い」「情報との出会い」この2つが大きなヒントとなってチャンスに発展していくからだと考えます。
しかし、これはだれにでもやってくるものではないのです。
いつでもWANT感性を磨き、周りのたくさんのことを察知したりすることで、その人に引き寄せられてくるものだと思います。
何もしていない人には、やってこないし、察知することもできないのかな、と思います。
<やりたいことが見つかる3つの前置き>
(1)やりたいことは必然と偶然によって起こる
(2)やりたいことは進化・発展を続ける
(3)WANT感性が敏感になるとやりたいことに出会える
人は、仕事や社会を通してさまざまなことを学びます。
やりたいことだけ行っていけるわけではないのが人生なのですが、少なくとも自分のついた職業(仕事)を好きになり、まずはそこから自分ができること、やりたいことに敏感にならなくてはいけません。
しかし、やりたいことを探していくと、必ず混乱が生まれます。
この混乱はとってもつらいものです。
しかし、自分が次のステージにステップアップしていくためには、この混乱は避けられないものなのです。
実は、この混乱。
「良い混乱」と「悪い混乱」があると教えてもらいました。
やりたいことがわからないまま、何も動かず頭の中ばかりで考えてしまう……これは悪い混乱。
一方、実践していてもそうそう簡単にやりたいことは見つからないけれど、自分で分析して行動して歩んでいけば必ずやりたいことに到達します。
その過程で迷うことは良い混乱だということ。
人生、この過程を繰り返し、やりたいこと探しをしていくためには、試行錯誤の連続が続きます。
だからこそ、常に自分の内を見つめ良い状態にしていくことが必要なのでしょう。
私の中にも【混乱】がいっぱい潜んでいます。
でも、この話を教授いただいたときのことを思い出し、自分は今、良い混乱なんだ、良いのである、と思うことにしています。
そうすると、好循環サイクルが回り出し少しずつでも変わっていくでしょう。
いや、必ず変化が起こります。
やりたいこと。
感性に導かれるその先を、自分の感情を頼りに進んでいくことで、今以上に大きな道にひろがっていくと思います。
みなさんも、ちょっとした習慣を見直し、人との出会いや情報から何かが進化していくことを体感してください。
(有)エイチ・エムズコレクション副社長
歯科&美容プロデューサー 歯科衛生士
北原 文子
⇒ http://www.m-dental.com