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HaLoだより ~その36~ 『空気を読む2』

2007年07月02日

前回は、患者さんとの関係性で空気を読むでした。今回はスタッフ間で空気を読む事を考えて見ましょう。まず、イメージをして下さい。男女が会話をしています。ジョンとメアリーという男女です。お互いに向かい合っています。メアリーが「ジョンなんか嫌い!だ~い嫌い!」と言っています。今度は、ジョン「メアリーの事なんか嫌いだ!あっちへお行き!」何やら険悪な雰囲気ですね。ただ、お互いの声が優しく、吐息を吐くようなあま~い声で、お互いの瞳がとろける様に見つめ合っているとすれば、先ほどの「嫌い」の言葉は、真になんと言っているのでしょうか?

そうですね。
「だ~い好き!!」と言っていますね。言葉というのは、ご自分のイメージだという事ですね。その場の雰囲気というのがとても重要なポイントになってきます。その人の声のトーン・スピード・しぐさ・表情・目線などがその人の心を映し出しています。予断ですが、メールというのはとても危険ですね。その辺の空気が読み取れませんから。深刻な事や、注意する事は、やはり直接面談して、話すほうが良いのは当然ですね。言葉を誤解して受け止められてしまいます。連絡事項くらいにとどめておいた方が無難ですね。話しを戻して、ですので、スタッフと面談する時などは、言葉だけに囚われず、声の調子や目線・態度・表情・手なんていうのにも気を配ってみていきたいものです。

例えば、何か注意をしないといけない時、緊張した雰囲気を作らない為に、真正面に座るのは避けて、L字型(テーブルの角を挟んで)に座ると抵抗がありません。真正面だと、目線が真っ直ぐで、威圧的な感じを相手に与えて、本音を話しにくくなります。L字に座ると、常に目線を合わせる必要が無いので、リラックスして、打ち解け易くなるのですね。まずは、セッティングからいい空気を作ると、面談がし易くなりますね。次号に続く。