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HaLoだより ~その32~ 『リラックスする呼吸法』

2007年03月19日

今週は、心と体は一体のお話です。いきなりですが皆さん、体の一部を使って心の状態を表している言葉を思い出してください。例えば『後ろ髪を引かれる』――この場から立ち去りにくい思い。『断腸の思い』――昔、親子猿がいて、母猿の目の前で小猿が殺されてしまい、そのショックで母猿がその場で死んでしまったそうです。その母猿を解剖した結果、腸がちぎれていたそうです。なので、この熟語の意味は、あまりの悲しみに耐えられない、という意味ですね。『腹が立つ』――これも、ある先生が実験をして、人が怒っている時にレントゲンを撮ると、クッと胃が立ち上がったそうで。
この様に、喜怒哀楽を表現した熟語の中には、心と体で表した物が沢山あります。『目が飛び出す』『息があがる』体と心は一体ということがよく分かりますね。そこで、呼吸というのも大切になってくるのです。息が上がっている時には、緊張したりしている時などですよね。呼吸は自立神経の中で唯一自分でコントロールできるものです。心臓がバクバクしていても、コントロール出来ませんもんね。そこで、呼吸をゆっくりすると、緊張がほどけてきます。それにはまず、今の自分に気づくことです。今、自分は緊張して、呼吸が浅い。心臓がバクバクしている。気づくと次に行動に移ることが出来ます。まずは、
1.口から息を吐ききること。吐ききると、新鮮な酸素が体の中に自然に入ってきます。
2.吐ききったなら、今度は鼻からゆっくりと吸い込みます。これを、ご自分のペースで行ってください。先日、沖縄でダイビングをしてきました。正にこの呼吸法が大切。周りは全て水、命を繋ぐには口にあるレギュレターのみ。恐いと思い出すと、段々息が荒くなり心臓バクバク。そこで呼吸をゆっくりすると、その恐怖感から抜け出る事が出来るのです。海の中でも活用です。この原稿を書いている今も、時間に焦って心臓がバクバクしだしてきました。嗚呼、呼吸を整えましょう(笑)