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再建歯周外科のためのストラテジー(6) 基本テクニック2“手術部の処理”

2003年06月02日

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 第1回 術前の歯肉のコントロール    (ビバリーメール12号掲載)
 第2回 手術1~2週前の準備      (ビバリーメール19号掲載)
 第3回 手術中の管理          (ビバリーメール20号掲載)
 第4回 基本テクニック1“切開・剥離” (ビバリーメール21号掲載)
 第5回 基本テクニック2“手術部の処理”(ビバリーメール50号掲載)
 第6回 基本テクニック3“縫合”
 第7回 GTR法における自家骨移植
 第8回 MGS法におけるテルダーミスの応用
 第9回 創傷治癒と術後管理
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【第5回 基本テクニック3“縫合”】—————————-
 
縫合のテクニックは、術直後の治癒の成否を左右する最も重要な事項である。

切開剥離や手術部の処理が、どんなにうまくいったとしても、縫合のテクニックが稚拙であれば、外科処置のすべての結果が水泡に帰すといっても過言ではあるまい。

このためには、常に安定し、かつ迅速な縫合のテックニックの習得が必要である。

すなわち、方法論のみならず、手が勝手に動くように体に覚えこませるしかないということになる。

歯周外科における縫合法としては、単純縫合、8の字縫合、マットレス縫合、懸垂縫合等を実施できれば十分と考えられる。

また、歯周外科の縫合目的の概念としては、
・ 創閉鎖もしくは創密着のための縫合(止血効果も含む)
・ 位置決めの縫合(移植片や縦切開部)
以上ともに整理しておく必要があろう。

縫合針は、硬くて厚い歯肉弁を対応する場合、逆三角形の強彎針(MANI社製)を使用目的に応じて3~5種類程度のサイズをそろえて使用している。

縫合に際しては、運針時の針抜けを最も重視しているので、縫合糸と針の一体型のものは使用していない。