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インターネットで学んだ話、得した話、そして私の利用法

2001年07月16日

私は、現在のようにインターネットが普及する前からの、パソコン通信のメール愛用者ですが、今回は、自分なりの経験から学んだお話しをしてみたいと思います。

インターネットが発達すると、気が向くまま、いろんなホームページにアクセスできるので、手軽に利用できる手段や、情報が格段に増えてきます。
「自由に飛べる」世界が広がったようです。

反面、実に様々な情報が提示されているので、あれもこれも気になってしまい、無定見にアクセスしてしまうということも起こることがあります。

私自身、そんな失敗を繰り返しながら、今ではインターネット社会に対して十分な警戒感を持ち、現代の風潮に流されないように、注意するようになりました。

 
私の「インターネットに対する利用法」を、ご紹介しましょう。

・まず、休日以外は、ほぼ定時にメールをチェックする。
・自分の見たいサイトを選択し、都合のいいときに簡単に目を通す。
・時間は、極力短時間に、他の生活のリズムに影響されないように時間を区切って使用する。
・ネットサーフィンや、個人のホームページなどは、目的なしに閲覧しない。

標語は「インターネットは利用するもの。 利用されるな!束縛されるな!」といった具合です。

インターネットをやる際にはまず、何を目的としているかをはっきり意識し、自分に主体性を持たなければ、振り回されるだけだと思います。

IT先進国、フィンランドを例にとってお話すると、携帯電話普及率は約80%(小泉首相の支持率 にはかなわない?)と、日本よりはるかに高いそうですが、日本で社会問題となっている「迷惑メール」は、ほとんど存在しないということです。

また出会い系サイトは、他国の問題、これほど普及率が高くても、他人に迷惑をかけないというマナーが、きちんと守られているそうで、いかに便利なものであっても、基本的ルールを自身で作り、また社会にもそれを守ってゆこうとする土壌がある。

まさにIT先進国のあるべき姿ではないでしょうか。

やたら「技術の進歩=先進性」と、勘違いしてはいけないと思います(実際フィンランドの携帯は 日本製の3倍くらい重いとか)。

また、最近インターネットを、長時間利用しすぎて、生活のリズムを壊している方も多いようですが、あくまでITは、利用手段の選択肢のひとつでありたいと思います。

何となく生活の一部となり、特にそれを意識しないで使いこなすことで、はじめてITの恩恵を受けることができるのだと考えています。

 
で、得した話? そんなのあるのでしょうか?

あります。

いま一般社会で、コスト削減に最も効果のあるのは、人件費の削減(これは我々もしたいのですが、医療現場では人手は大切なサービスです)と、流通の簡略化といわれています。

アメリカでは、なんと、ある航空会社の窓口でチケットを買うと、手数料(人件費代)を払わされ、かえって高くなるので、既に半数以上の方がインターネットや電話で、チケットを購入しているそうです。

日本でもご同様、インターネッ ト上で購入する方が、価格が低いのです(7月の週末の岡山―東京往復エアチケットは19,000円でゲット!)。

私は、出かける際の交通手段やホテル類は、旅行業者に依頼するのではなく、ほとんどインターネット上で、自分の都合に合わせて購入しています。ただしセキュリティーの問題が潜んでいることはお忘れなく。

「ITの便利さに惑わされず、利用しすぎに注意し、計画性を持って利用しましょう。」

これって何かと一緒ですか?