スマートフォン版サイト

MAIL MAGAZINE メールマガジン

【3】医院を効果的にアピールできるデジタル戦略!

2016年11月07日

クリニックの経営を安定させるためには、患者さんの数を安定させることが重要であることを前回までお伝えしてきました。

そして、そのためには、

[1]集患方法
[2]サービスと環境
[3]ドクターの対応

が重要としましたが、今回は[1]の集患方法のなかでも、「デジタル戦略」についてお話ししたいと思います。

集患方法として20年前はほぼアナログしかなかったわけですが、急速にインターネットが発達して、今ではさまざまなサービスができています。

その影響から、今後はますますデジタル戦略が重要になってくると思います。

では、デジタルでの集患として何が思いつくでしょうか?

ほとんどの先生は、ホームページを思い浮かべられると思います。

まさに、そのとおりで、ホームページがデジタル戦略でもっとも重要のようです。

ただ、それ以外にもいくつか手法があります。

1)ブログ
2)ポータルサイト
3)ランディングページ
4)フェイスブック
5)YouTube
6)ツイッター
7)インスタグラム

などです。

細かいものを入れればもっと多くなりますが、メインはこのあたりになります。

まずは、ホームページ以外のことをちょっとお伝えしたいと思います。

1)ブログ

ブログには2つの活用方法があります。

1つは既存の患者さんに向けて書く戦略。

これは、院長の休みのプライベートのことや勉強会に行って学んだことなどを書いて既存の患者さんにより親近感をもってもらうのが目的です。

患者さんが、さらに医院や院長のファンになりやすく、長期的な関係性を築きやすくなります。

もう1つは、まだ来院してない人向けに書く戦略。

院長のプライベートの内容などは、まだ来たことのない人からしたら、まったく興味がないことです。

まだ、来たことがない人は、自分の歯の悩みに興味があります。

ですので、その悩みを解決する情報を伝えることを目的とした戦略です。

患者さんがあなたのブログを見て、悩みが解決したり、解決する糸口を見つけることで、あなたの歯科医院に興味をもちます。

デジタルの強みの1つで、他の手法にも同じことがいえますが、
インターネットさえつながれば、遠くにいても、誰でも見ることができます。

もちろん、ブログも日本全国の人が見ているので
必ず来院するわけではないですが、ある一定の反応はあります。

まずは、ブログを開設する際は、どちらが目的なのかを考えることが重要です。

目的なき施策は徒労に終わる可能性があるので注意です。

2)ポータルサイト

ポータルサイトの本当の意味は非常に多岐にわたるのですが、
わかりやすく歯科で使用する状況に限っていえば、
審美・小児・インプラント・矯正などの1つの治療に特化した情報を伝えるサイトのことです。

なぜ、これが良いのかというと、まず情報量が多いので検索してヒットする可能性が高くなります。

また1つに特化した治療のサイトをつくることで、そのクリニックの売りが明確になります。

たとえば、あるクリニックのホームページに
「一般治療・小児歯科・口腔外科・審美治療・歯周病治療・インプラント治療・矯正治療・訪問治療」
とすべてのページを1つずつ作ったとします。

クリニックのホームページとしては良いですが、
もし審美のことで悩んでいる患者さんが見た時は、どう思うでしょうか?

たぶん情報量が少なすぎて、
「本当にこのクリニックで治療を受けて失敗しないだろうか?」
と心配になったりします。

ですので、自分な得意な分野があれば、それだけのポータルサイトをつくることをおすすめします。

3)ランディングページ

これは基本的に、1ページのサイトです。

どういうときに使うかというと、
広告や特別なサイトやメールからのリンク先にして、特定の情報だけを載せて、
「サイトに問い合わせ」だけのボタンを載せるというサイトです。

要は、そのサイト(1ページですが)を開けていたら問い合わせのボタンを押すか、ページを閉じるかの二者択一の状態にしているのです。

ちょっと高度な活用方法なので、「そういったものがあるんだな」程度に、覚えておいてもらうだけで大丈夫です。

自身がインターネットをする際に、いろいろサイトを見ていると、
そのようなランディングページに出合うことがあるので、
一度それを気にしてネットサーフィンしてみてください。

一般的には通販系サイトで使われていることが多いです。

4)フェイスブック

これはSNS(ソーシャル・ネットワーキング・サービス)の1つです。

簡単にいえばウェブ上での社会的交流の場です。

フェイスブックは、そのなかでももっとも有名なSNSの1つです。

基本的に年齢層は高めで、中高年のSNSといわれています。

ただ歯科のメインゾーンは中高年なので最適です。

また、フェイスブックの利用は基本的に実名の必要があるので、
他のSNSと比べて悪口などが起こりづらい傾向にあります。

しかし、フェイスブックから患者さんを集めるのは、
現状ではかなり難しいと思います。

それよりも、集患を目的としてよりも、プライベートなどを公開して、
既存患者さんをファンにする目的として活用するのがベストです。

フェイスブックというと、個人のアカウントというイメージをもっている先生もいるかもしれませんが、
医院としてのアカウントをつくることが可能ですので、完全にプライベートと切り分けることも可能です。

まだやったことがない先生は、まずはプライベートのアカウントを使ってどんなふうにできているのかをテストしてみてください。

ネット文化は、必ず今後も発達していきます。

そのため、新しいことに少しずつついていくことはとても大切です。

5)YouTube

これはいわずと知れた動画サイトです。

2006年にYouTubeをGoogleが買収したことによってさらにYouTubeの成長が加速しました。

今後は動画の情報量が数年で2~3倍になるといわれていますし、実際にドンドン成長しています。

動画は文字情報と違って、当然ビジュアルでみることができるので、
院内の雰囲気を簡単に伝えることができます。

また、院長の雰囲気やスタッフの雰囲気も伝えられます。

ただ、もちろんデメリットもあります。

すべてが伝わってしまうので、院内が汚かったり、動画に出てくる人の雰囲気が悪かったりすると、
見た人は好印象をもたないので来院につながらなくなります。

しっかり、晴れている日の昼間にクリニックをキレイにして、
全員が笑顔で撮影してください。

見た人が感じ取る、その何となくのイメージだけで、
患者さんはあなたのクリニックに行くか、やめるかを判断しています。

でも、あれこれ考える前に撮影してトライすることも重要だと思います。

一度試してみて、改良していくのも良いでしょう。

6)ツイッター

ツイッターは140文字の短い文章を投稿するSNSです。

これは基本的に歯科経営には使いづらいツールです。

ただ、なかには、当日の空きのアポイントをツイッターで告知しているクリニックもあります。

7)インスタグラム

インスタグラムは画像の投稿がメインのSNSです。

文字も書き込めますが、画像がメインです。

ただ、画像の質が非常に重要なので、キレイな写真を撮ることを必ず意識してください。

以上が、デジタルでの認知戦略となります。

すでに知っているものや活用しているもの、逆になじみのないものも、たくさんあると思います。

すべてをやる必要はないですし、
またすべてをやってすべてが中途半端になっては効果がでないと思います。

まずはご自身に何が一番自分に合っているのか、
何が開業の立地を含めて効果がありそうなのか、
それを吟味することが大切です。

HP会社やコンサルは、

「ブログをしましょう!」
「これからは動画です!」
「SNSでつながりが出ます!」
「ポータルサイトが効果的です!」

などといってきます。

そして、「こんな結果を出している人がいます」と実例を見せてきます。

ただ考えてほしいのは、どんな手法であれ、
結果を出している人はいますし、結果が出ない人もいます。

これをやれば必ずうまくいくという手法はありません。

最終的な目的は何なのか?
自分に合った手法はどれなのか?
どれぐらいの時間を投資できるのか?
費用をどれくらいかけられるのか?

これらが抜け落ちると、最終的に結果が出ないことになります。

HP会社やコンサルの話は1つの意見として聞くだけで、
自分でしっかり考えて決断を出すことが大切です。

次回は、ホームページについてお話します。

一般社団法人 歯の寿命をのばす会/歯科医「開業成功バイブル」主催
伊勢海 信宏
http://haisyakaigyo.com/