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医療人として成長する6つの習慣【2】努力 キーワード2:スタッフの期待をはるかに超える努力を

2014年04月30日

私たちは簡単に「努力する」といいがちですが、結果の出ない努力には、あまり価値がありません。

学生や新人スタッフは「努力する」ことだけでも、価値があります。
若いうちに努力をするのは当たり前。それは、将来への期待があるからです。

でも、組織の長である院長は、それでは不足なのです。
ですから、もし「院長は、スタッフの2倍、3倍の努力をすればいい」と、あなたがこのように考えているとしたら、尊敬される院長になれる日は、永遠に訪れないかもしれません。

院長は「どう頑張っても院長には敵わない」と、スタッフがあきらめてしまうくらいの努力をするべきです。

そのためには、スタッフの10倍の努力が必要でしょう。

とはいえ、いきなりそれだけの努力をするのは難しいかもしれません。
であれば、2倍、3倍、4倍……と段階を追ってハードルを上げていくことです。

何も働く時間を10倍にしろというわけではありません。

人間に与えられた時間は誰もが平等。
24時間しかありません。
努力の質を上げて、質量あわせて10倍の努力をするのです。

「院長はすごい!」と思われているうちはまだまだです。

それは、スタッフから見て「少し頑張れば、私たちも行っているレベル」と感じられているからです。

それでは、問題外なのです。
スタッフに、同レベルにいる「仲間」と思われている証拠だからです。

たとえば、会社でも同期入社の仲間が先に出世をすると、誰しも少なからず「嫉妬心」が湧いてくるものです。
それは、同期の仲間を、自分と同じレベルと見ていたからにほかなりません。

院長であるあなたは、第一線で活躍するアスリートやプロのスポーツ選手に「すごすぎる!」と思ったり、嫉妬心を覚えたりしたことはありますか?

たとえば、プロゴルファーの松山英樹選手、彼とゴルフで真剣勝負をして勝てる自信はありますか?

ないはずです。
「勝てる」と思うどころか、やる前から「敵わない」とあきらめてしまうことでしょう。

なぜなら松山選手は、ゴルフという世界において、私たちの何十倍、何百倍の努力をしてきています。
しかも、数々の輝かしい結果を残しています。

ですから、嫉妬心や「勝てない」という感情を抱く前に、敵わないとあきらめてしまうのです。

スタッフに見放される院長は、自分のやりたいことだけをします。
「このぐらいやっておけば十分だろう」と、努力や成果に制限を設けます。

スタッフも患者さんも支持する院長は、常に本気の気持ちで「何かできることはないか?」と向上心を持って取り組みます。

周囲が求めている期待よりも大きな期待に応える行動をします。

院長は、スタッフや患者さんを満足させるよりも上のレベルを求めて、周りを感動させるぐらいの結果を求めて努力します。
そして、誰もが認める結果を出します。

そんな院長の後ろ姿を見て「応援したい」と思わない人はまずいないでしょう。

院長は、周りの人が「敵わない」とあきらめるぐらいの努力家でなければなりません。
あきらめは、のちに「感動」へと変わり、感動は「応援」の源になります。

医療法人社団いのうえ歯科医院理事長
歯学博士・経営学博士
井上 裕之
⇒ http://www.inoue-dental.jp/