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歯科医院の女性スタッフを活性化させるコツ【1】院長先生からアクションを起こし、スタッフをイキイキさせよう

2013年10月18日

突然ですが、こんな話を聞いたことはありませんか?

「国立の歯学部を卒業した先生よりも、私立の、どちらかというと偏差値の高くない歯科大学を出た先生のほうが、女性スタッフの扱いがうまく、経営もこなれていて上手!」

「国立の大学を出ていても、女性スタッフをうまく活用して、イキイキと働かせて、経営で手腕をふるうのは、若いころ“やんちゃ”で、結構遊んでいた先生が多い」

このような話を聞いて、「失礼だ!」と憤りを感じる先生もおられるかもしれませんが、何人かの院長の顔を思い浮かべて、「それって、ある!ある!」と苦笑した先生もおられると思います。

これらの言葉には、私は一理あると思います。
というのも、私自身、国立大学への進学率では定評のある、関西の進学校(教育大附属)に中学・高校と通っていました。
はっきりいって、私はその中の落ちこぼれでした。
卒業生の3人に2人は、東大か京大に進学する中、勉強では圧倒的に負け組であった私は、文字どおり私立の大学(同志社大学)に進学しました。
しかし、高校卒業後、20年以上が経過し、同窓会にいってみると、おもしろいことに気づいたのです。

当時、国立のトップ校にすすんだ人で、経営者になり成功している人は1人もいませんでした。
逆に、私やその仲間であった、勉強的には出来が悪くて、親や学校の先生を困らせ、学力不足から国立大学に行きたくても行けなかった生徒たちは、経営者として人を使い、会社を切り盛りし、上質な人生を歩んでいる人がたくさんいたのです。

なぜ、優等生だった人は、経営がイマイチなのか?
女性など人の扱いが下手なのでしょうか?

優等生は、家では母親がかわいがって大事に育てるし、学校では先生が下にもおかない扱いをする、友人も尊敬してくれます。
チヤホヤされて育ってきてしまったからです。
優等生とは「人にしてもらうことに慣れていて、自分からアクションを起こすことに慣れていない人」なのです。
ですから、プライドが高く、自分からアクションを起こすことを躊躇してしまうのです。

自院の女性スタッフに不満がある先生から、たくさんの愚痴を聞きます。
そんな時、「ところで、先生、女性スタッフには、どんなふうに働きかけていますか?」と、質問すると、ほとんど答えが返ってきません。
私が言いたいのは「相手に求めるより前に、自分からどれだけアクションを起こしましたか?」ということなのです。

私も9割が女性の組織を築いてきました。
私たった1人からスタートし、1人、2人採用し、育成し、4人になり、10人になり、時々、全員がやめ、また数人を採用し、といったことを繰り返し、最終的には150人で、年間20億円を生み出す組織に育てました。

その時、一番意識していたのは、プライドをかなぐり捨てて、「相手から何かしてくれるのを待つのではなく、私のほうから、アクションを起こす!声をかける!目をかける!」ということ。
「期待して、期待して、期待して育てる!」ことを徹底したのです。

特別優秀な人が入ってくることはまずなく、とても中途半端な状態で入ってきた女性スタッフに対し、「あなたはできるよ~!やればできるよ~!必ずできる人だと思ったから私は採用したんですよ!最初はちょっとくらいうまくいかなくても大丈夫よ!」と。

明るくノーテンキな人には「あなたのそのキャラクターは絶対にお客さんに好かれるし、この仕事にぴったりですよ!今の笑顔最高だね!笑顔を大事にしようね!」

地味で陰気な人には「あなたのマジメなキャラは貴重ですよ!あなたに会うとお客さんは安心すると思うよ。安心感を与えられるあなたの存在はとっても重要ね!私はあなたみたいな人がほしかったんだよね!」。

スタッフが失敗したときも「う~ん、時間を巻き戻して元に戻すことはできないからね。失敗からは、教訓を得よう!そして、その教訓を未来に活かすしかないんだよ!今回の出来事で、あなたはどんな教訓を得ましたか?」・・・。

現実の2割増の期待をかけていくのです。
現実が100でも、120を期待し、それを言動に表すようにして、育成してきました。
人には、面白い資質があって、「思いっきり期待されるとそれを裏切れない」のです。
「こいつダメだ!」と、もし1回でも思ったら、それが見透かされ、そのスタッフとの関係は終わりになります。

山ほど、ダメなところがある人にも、なんらかの良いところがひとつはあるはずです。

その小さなひとつの良いところを発見し、そこにフォーカスして、言語化して、期待し、それを伝えるというアクションを、プライドを捨てて、こちらから起こすのです。

女性スタッフには、先生のほうからあいさつされていますか?

「向こうがしてこないのに、なぜこっちが先にしなきゃなんないんだ?」なんて、いっていたらダメです。
スタッフには、徹底的にこちらからアクションを起こすことです。

このコラムで私がお伝えしたいのは、たったひとつのことです。
それは「相手を変えることはできない。
でも、自分の言動を変えることはできる。
自分の言動を変えることで相手に影響を与え、コントロールしていく」ということです。

スタッフの期待に応える気持ちを信じ、「思いっきり期待し、それを伝える」という言動を開始しましょう。
私もこれによって、最悪を脱し、上昇気流に乗ることができたのです。

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参考にしてください。

 ⇒ http://www.yoshinomayumi.com/m2

(社)国際医療経営学会 代表理事
吉野真由美
 ⇒ http://www.jihiup.jp