MAIL MAGAZINE メールマガジン

澤泉式“勝ち組歯医者”の経営術【5】「会話カルテ」+「手書きのメッセージ」が患者さんを引き寄せている!

2008年03月17日

皆さんは、患者さんに、ケアのために継続来院していただくためにどのような取り組みを行っていらっしゃいますか?

患者さんに、継続来院していただくために行っている取り組みで、多くの先生方からお聴きするのが「リコールハガキの送付」です。

その「リコールハガキの送付」を工夫して行うことで、リコール率をアップさせている先生方がいらっしゃいますのでご紹介します。

その工夫とは、「リコールハガキ」に、担当の先生や歯科衛生士が患者さんへの「手書きのメッセージ」を添えて出すことです。

この取り組みを実践し始めたところ、すぐにリコール率に変化が現れてきました。

実践された歯科医院様では、この取り組みを行う前より「10~20%ほど、案内に応じて来院される患者さんが増えた」という変化を体験していらっしゃいます。

『楽しくお食事できていますか?お忙しいとは存じますが、来院をお待ちしています。』

『暖かくなってきましたね。ゴールデンウィークのお出かけの前にクリーニングにお越しください。』

など、担当の先生や歯科衛生士が、患者さんへのメッセージを手書きで添えるようにしただけです。

実は、この方法により、大きな変化を体験した歯科医院様は、もうひと作業が多くはなるのですが、第4回のメルマガでご紹介した『会話カルテ』を活用なさっています。

患者さんとの会話内容を書き留めておく『会話カルテ』を見ながら、その内容を参考にメッセージを書くようにしているのです。

『今年はもうスキーに行かれましたか?お忙しいとは存じますが歯のお手入れにお越しください。お待ちしております。』

『●●チャンは今度小学生ですね。入学式の前に、ご一緒に歯のクリーニングにご来院ください。お待ちしております。』

というような形で、「患者さん個々へのメッセージ」を添えるようにしました。

もちろんこの取り組みだけでなく、その他の要因も関係していると思いますが、この取り組みを始めたことで、当初30%程だったリコール率が50%を超えるようになった医院もあります。

また、この取り組みを実践し続けている歯科医院様の中には、70%以上のリコール率を確保している歯科医院様もいらっしゃいます。

作業は多くなりますが、「リコール率アップ」にはとても効果がある方法です。

この取り組みを実践している先生が

『メッセージを書くことにより、自分はもちろんですが、スタッフも、患者さんのことを思い出したり、患者さんのことを考える時間や習慣ができた』

と、おっしゃっていたのが印象に残っています。

ケアのために継続来院していただく患者さんも増え、さらに、患者さんのことを考える習慣ができるのであれば素晴らしいですね。

患者さんにお送りしている「リコールハガキ」

検診のご案内だけでなく、先生やスタッフの皆さんの、「患者さんへの想いを表現する」ツールにしてみてはいかがですか?

───────────────────────────
☆今回のポイント!
───────────────────────────
「定期検診のこと」を覚えておいてほしければ、
「患者さんのこと」を覚えておいてあげること。

 

>>澤泉先生のホームペ-ジ http://www.shika-kaikei.net/