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澤泉式“勝ち組歯医者”の経営術【1】 来院してほしい患者さん像を持つ像

2008年01月15日

『新患、継続来院、紹介など来院者を増やす方法』『自費診療選択率を高めるなど売上げを増やす方法』『スタッフ育成・戦力化する方法』などを紹介し、歯科医院経営の“善循環”をつくるための澤泉千加良のアドバイスをお届けします。

 

【フォーカスすることで歯科医院経営の変化がはじまる!】

『患者さんの来院数を増やすには?』
『自費診療受診率を高めるためには?』
『患者さんからの支持を高めるためには?』

などと聞かれたら、私は迷わずこうお答えします。

『自分の歯科医院に“こんな人”に来院してほしいかを決めること!』

このことが、それらの実現のためにもっとも大切なことで、第一歩だと確信しているからです。

皆さんは、

『“○○さん”のような患者さんがたくさん来院いただけたら、定期的に来院する人が増えるだろうなぁ』
『“○○さん”のような患者さんがたくさん来院いただけたら、自費診療を選択される患者さんが増えるだろうなぁ』
『“○○さん”に対しては、■■さん(スタッフ)は、自然と頑張って仕事するなぁ』

などと一度は思ったことはありませんか?

この“○○さん”のような、『自分の歯科医院に来院してほしい“こんな人”』を決めることが、もっとも大切なことで、始まりだと思っています。

私は、歯科医師会や歯学部同窓会で講演させていただく機会が多くありますが、その参加者の歯科医師の皆さんから、必ずといっていいほどいただく質問が3つあります。

1つめは、『患者さんにたくさん来院いただくには・・・、自費診療を選ぶ患者さんを増やすにはどうしたらいいですか?』というような、患者さんや売上げを増やすことについての質問です。

2つめは、『患者さんの満足度を高め、その患者さんたちからの紹介の患者さんや自費診療を選択する患者さんを増やすためには、どうしたらいいですか?』というような、患者さんの満足度を高めることについての質問です。

そして3つめは、『スタッフのやる気を高めて、頑張るスタッフに育てる優秀なスタッフに育てるためにはどうしたらいいですか?』というようなスタッフ育成についての質問です。

私は、このようなご質問をいただいた先生方に、必ず、次のようにお尋ねすることにしています。

『○○先生は、“どんな患者さん”を増やしたいと思っていらっしゃるんですか?』

『○○先生は、“どんな患者さん”の満足度を高めたいと思っていらっしゃるんですか?』

残念ながら、これらの質問に答えていただける先生は、ほとんどおられません。

つまり、このような質問をされる先生方には、『“どんな患者さん”に、たくさん来院して欲しいのか』『“どんな患者さん”の満足度を高めたいのか』を決めていないという共通点があります。

残念ながら、この“どんな患者さん”、つまり、“増やす対象者”や“満足していただく対象者”を決めていないと、これまで以上に、患者さんを増やすことも、患者さんの満足度を高めることも、非常に難しいと思います。

『自分の歯科医院に、“こんな人”に来院して欲しい』ということを決めない限り、『何をしたらそれが実現できるか、その方法は永遠に見つかりません。』

特定のこんな人を決めることではじめて、『その人がどこにいるのか』を考え、見えてきます。

そして、そのような人がいたとして、『どうしたら“その人”が自分の医院に来院していただけるのか?』を考えるようになります。

『“その人”が来院していただいた時に、どんなことをすれば、どんな歯科医院だったら、“その人”の期待に応えられ、満足していただけるのか?』を考えるようになり、具体策が見えてきます。

そして、初めて“こんな人”に来院いただくための取り組みを実行できるようになります。

皆さんは、『自分の歯科医院に“こんな人”に来院してほしい』ということを決めておられますか?

もしも決めておられないで課題を抱えているとしたら、歯科医院をこれまで以上に成長させたいと考えておられるとしたら、その解決のための大切な第一歩として、『自分の歯科医院に来院してほしい患者さん像』を考えること、そして、決めることをオススメします。

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☆第1回目のポイント!
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『自分の歯科医院に来院してほしい患者さん像』を考えること。
『自分の歯科医院に来院してほしい患者さん像』を決めること。
『自分の歯科医院に来院してほしい患者さん像』にフォーカスすること。

 

>>澤泉先生のホームペ-ジ http://www.shika-kaikei.net/