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これだけは身につけておきたいスタッフ習慣術【5】「聴く」こそ、人間関係をよくする最強の習慣術

2013年09月17日

【1】理解してほしい!よりも、相手を理解するのが先!

スタッフが一番悩むのは「人間関係」で、この人間関係について、スタッフの多くがとても深くて難しそうに感じているようです。
しかし、いったん人間関係をよくするポイントを学び、習慣化してしまえば、「今まで悩んでいたことは、なんだったんだろう」と思えるくらい、人間関係に大きな変化を感じるようになります。

人間関係をうまくやっていくポイントは“理解してほしい!よりも、相手を理解するのが先!”ということです。
多くの場合、まずは自分を理解してほしいという欲求が優先されています。
ですから、人間関係にトラブルが多いのかもしれません。

理解されるためには、先に相手を理解することです。
現実には、これがなかなかできません。
自分の価値観が前面に出てしまうからです。

また、私たちは相手の反応を見てから、自分の言動を決めることが多々あります。

“感じの良い人だから好き!”
“私のことをわかってくれる人だから好き!”
“いつも笑顔だし、優しそうだから安心できる……”というように。

相手が自分に好意的に接してくれているかどうかで、相手に対する評価をしています。
相手もまたあなたの反応を見ています。この状態では、なかなか前にすすみません。

自分が相手から好かれる前に、自分が相手を好きになってしまいましょう。
相手を思う気持ち、「好き!」という感情は相手に伝わります。

相手を好きになるために必要なのは、自分の価値観を脇におきながら(無の状態)、相手の抱えている想い・問題・背景を知るということです。

“相手に興味を持って相手を知る!”ことが人間関係をよくする第一歩です。

【2】「聴く」が人間関係最強のスキル!

相手を知るために、何が何でも優先すべきことは「聴く」です。
コミュニケーションの中でも、もっとも重要なのが「話す」「聞く」でもなく、この「聴く」です。

では「聴く」は「聞く」とどう違うのでしょうか?

「聴く」という字をよく見てみると、「耳」の他に「目」や「心」が入っています。
私は、耳で聞くことに目と心をプラスしたものが「聴く」だと思っています。
つまり、「聴く」とは、話しを目でみたり、心で感じとってみたりします。
その時は、相手の見ている先を見たり感じたりするのです。
自分本位の聴き方から、他人重視の聴き方になります。
これが自分の価値観を無にして人の話を聴くという状態です。

「聴く」には2種類のステージがありますので、それぞれのステージの違いを理解し、「聴く」習慣化をはかってください。

【3】「聴く」には2つの種類(ステージ)がある

〔聴き力:ステージ1〕

「ねえ!聞いて!私、有休を使ってハワイに行っちゃった~」と友人から聞き、あなたは普段、どのような質問をしますか?

「いいな~私も行きたかったな~」「誰といったの?彼氏?」――こんな言葉を相手に投げませんか?

これは、相手に興味を持っているようでも、実は興味の矢印は、自分がハワイに行った時の記憶や体験など、心の中の意識は、自分に向いています。
自分のほしい情報や気持ちが言葉や質問になっています。
相手と話しているようでも、実際は自分の心と会話をしているのがステージ1です。

〔聴き力:ステージ2〕

そこで、自分に向けられた意識の矢印を相手に向けてみましょう。
相手の言葉の奥には心の奥部分があります。
そこには過去の体験、経験、大事な価値観があるのです。相手の“心の奥”へ矢印を合わせてみます。
これがステージ2です。

“今、相手は過去の何を見ているのだろうか?”
“どんな想いでこの話をしているのだろうか?”
と、相手の心の奥に意識の矢印を向けることで、相手の見ている景色を見たり、相手が感じている想いを感じたりしながら聴くことができます。
これが話を目で見たり心で感じたりする「聴く」なのです。

このように相手の気持ちにフォーカスすると、ステージ1の質問はどのように変化するでしょうか?

「とっても楽しかったんだね!あなたの話からから伝わってくるわ!」
「リフレッシュして、また仕事が頑張れるね!」
――このように変わってきます。

こうした質問をすると、相手のほうは、心の奥にあった深層の想いを話します。
人は自分の深い想いを他人に聴いてもらうことは普段はあまりありませんから、受け入れられたと感じるので、とても嬉しくなり、あなたに対する信頼が生まれるのです。

“理解してほしい!よりも相手を理解するのが先!”といいましたが、相手の気持ちにフォーカスしたステージ2の聴き方を習慣化すれば、“相手を理解するのが先”がラクに身につきます。

参考文献・・・
「7つの習慣」 スティーブン・R・コヴィー キング・ベアー出版
CTIコーアクティブコーチング http://www.thecoaches.co.jp/

株式会社オフィスウエーブ
代表取締役
澤泉仲美子 ⇒ http://www.office-wave.jp/